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▼ 群馬県の伊香保温泉で水道水やわき水を使っていた可能性 伊香保町長が会見で謝罪

2004年08月09日 22時20分59秒 | 社会
群馬県の伊香保温泉で、水道水やわき水を使っていた可能性があることが発覚し、町長が会見で謝罪した。草津温泉、志賀温泉とともに、群馬県の3大名湯といわれる伊香保温泉。その一部の旅館が、温泉に水道水を使っていたことが明らかになった。関口俊二町長は「期待と信頼を裏切る形となり、事の重大さに、ただただおわびを申し上げる次第であります」と述べた。伊香保町の説明では、町内にある7軒の旅館について、水道水やわき水に人為的な操作を加え、温泉の表示をしたという。 FNNの取材班は、疑惑を持たれている1件の旅館を直撃したが、「全部表示しているわけではありませんからね。温泉ではありませんと言ってはいませんけどね」と語った。伊香保温泉の源泉は、400年以上も前からわき出る、「黄金の湯」と呼ばれる茶褐色をしたもの。黄金の湯にタオルをつけると、すぐには茶色くはならないが、空気に触れて時間がたつと、だんだん茶色くなっていくという。以前は、茶色に変色したタオルを持ち帰るのがステータスだともいわれた黄金の湯。しかし、黄金の湯を直接引くことができるのは、伊香保の老舗旅館など、14の権利者だけで、温泉を引く権利のない旅館は、高額な権利料を払って温泉を分けてもらう仕組みになっている。組合長は、文書で「源泉の全投出量は毎分およそ4,000リットル前後で、この量では、すべての旅館で温泉を使用して、お客さまに満足していただくことは到底できません」と説明している。現在は58軒中、29軒の旅館に引かれているという。一方、伊香保温泉には、1996年に発見された無色透明の温泉「白銀の湯」があり、「黄金の湯」と同様、一部疑惑が持たれている。温泉を訪れていた人は「ちょっと憤慨しますね」、「ちょっとね。源泉だと思って、信じて入ってるんですから」、「入浴剤を使っているなら、家でも入れるから」などと話した。温泉ではない水道水やわき水を使った場合には、温泉法には触れないため、温泉と名乗っても違反にはならないが、消費者を惑わす意図があれば問題だとして、県は対応を検討するとしている。
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