『陰翳礼讃』 (いんえいらいさん)
文豪 谷崎潤一郎の随筆
関東大震災で関西に移り住み
京都、奈良から大きな影響をうけた
電灯がなかった時代の日本の美の感覚
生活と自然とが 一体化し、
日本人の芸術的な感性について論じたもの
西洋の文化では部屋の隅々まで明るくし
陰翳を消す事に執着したが
日本ではむしろ陰翳を認め
陰翳の中でこそ映える芸術を作り上げた
建築、照明、紙、食器、
能や歌舞伎の衣装の色彩など、
多岐にわたって
陰翳の考察がなされている
2021年2月26日
是非、ご一読をおすすめします。
笠原 道夫
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