椎名誠のエッセイ。世界中を旅してきた著者が、現代の「水事情」について考える。「水」の重要度は今後益々高くなっていく。地球上の「水」は、そのほとんどが海水であり、人間が飲める淡水はわずか数パーセントしかない。その淡水でさえも、ダムの開発や工業化による汚染が進み、安心して飲める水はわずかしかない。世界中で水不足になっている中、日本の水政策は無策に見える。川の上流には外国資本が徐々に進出し、水源を押さえようとしているのに、それを規制する法律が無いらしい。国土が簡単に売り買いできるのも、先進国の中では日本だけの特徴であり、著者は今後の日本の水資源確保に不安を感じているようです。日本は水に恵まれ過ぎていて、国民も水が当たり前に有るので、水不足に対する自覚が無い。もし水が手に入らなくなると、石油不足以上の問題になると警告している。
自身が世界中を旅行した時の「水」体験を含め、水に纏わる話題を多く取り上げており、読みやすくて勉強にもなるエッセイです。水について改めて考えさせられました。
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