ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

国民に真実を説明しない日本政府

2010年11月08日 | Weblog


今話題の、尖閣諸島沖領海で日本の巡視船に衝突した中国漁船の衝突ビデオらしきものはどうやら本物です。

私は日本政府がこのビデオを秘密にする理由として日本の巡視船が中国漁船の前に出て逃走を妨げようとしたため中国漁船が避けきれず衝突したと思っていました。
ところがどうやら中国漁船は意図的に衝突してきたようです。
それではどうして日本政府は公開しなかったのでしょうか。

日本政府は尖閣諸島帰属問題を棚上げにして中国との経済交流を進めたため尖閣諸島は中国の領土という考えを半分認めたことになりました。
当然のことながら中国の政府も人々も取り返せるとの希望を強めました。

今回中国漁船の船長は、中国の領海で漁業をやって何が悪い、妨害する日本巡視船が悪い、したがって日本巡視船に衝突したのは正当防衛であると考えたようです。
当然のことながら中国政府はこの船長の考えを認め、全面的に船長を助けました。

ところが日本の人々は尖閣諸島は日本の領土と信じています。
まさか日本政府が、尖閣諸島は中国の領土という中国政府の主張に配慮しているとは思っていません。
ビデオを見たら日本の人々は日本政府の軟弱な態度を激しく批判するでしょう。
だから公開しなかったのでしょう。

中国政府はビデオ流出を受けて日本政府に問題を大きくしないでほしいと申し入れました。
日本の過激派が日本の人々の反中、反政府感情の高まりを利用して組織を大きくし、その矛先が中国に向かうことを恐れていると思います。
組織が大きくなり中国や日本で破壊活動をやるようになると東アジアは混乱します。

一番いい方法は中国政府が、日本が尖閣諸島を管理していることを認めることです。
ところが中国政府の言動を見ていると悲しいことですが問題は大きくなる予感がします。
強い中国政府を演じないとチベットもウイグルも内モンゴルもさらには東北地方も維持できなくなる恐れがあるからでしょう。

一方、日本政府は国民に真実を説明しないのでどんどん国民の信用を失い、過激派の政界進出をゆるす恐れが大きくなりました。

私達は反中感情、反政府感情だけで決して動いてはいけません。
過激派は過激派のために動きます。
私達のことなど考えません。
自民党、民主党でいいとは思いませんが、過激派の拡大ははるかに危険です。
法重視の新しい政治家を育てることが何よりも大切です。