お金は国、大阪府・市、関西経済界がそれぞれ1/3負担するそうです。ところが実行計画の必要資金が当初の1.5倍になっているそうです。ウイルス禍で業績が悪いのでまず関西経済界が負担増を批判し、計画変更を求めそうな動きです。国や大阪府・市はどう思っているかわかりませんが、企画実行担当者の夢が膨らみすぎて暴走している感じです。産業博というよりは壮大なにわか公園づくりのような価値観が企画担当者に働いているようです。
東京オリンピックも主会場の企画実行担当者の夢が膨らみすぎ、コストが問題になって設計担当者変更という事件がおこり、最初の設計担当者に違約金を50億円支払う破目になりました。同じような過ちが大阪・関西万博でもおこっているようです。税金も使われますから、人々も次第に厳しい目を万博に注ぐでしょう。
その次の大事業が東京と名古屋を結ぶリニア新幹線ですが、今は水環境を変える恐れが大きいということで静岡県の反対にあっていますが、間違いなくお金の問題が発生します。東京オリンピックや大阪・関西万博などと比較にならないほどのコス増が大問題になると思います。誰が予測しても採算性はないと結論が出るのではないでしょうか。
観光立国論もカジノを含む統合型リゾート建設計画も、そして脱炭素化まで、楽しい夢ではなく、悪夢に変わっていく感じがします。
国はちょっと焦りすぎではないでしょうか。一晩ゆっくり寝て改めて考えるような地に足がついた計画を立ててほしいと思います。
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