ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

古く、かつ不合理なもの

2016年08月27日 | Weblog
8月24日未明イタリアの中央部の山地でおこった大地震で歴史のある観光の町アマトリーチェがほぼ全壊の被害を受けました。
地震地帯であることはわかっていたのですが、進歩がなく保守的な雰囲気が強かったのでしょう。
伝統的な石造の建物からなる町づくりが行われてきたようです。

今度は人々はどのような町づくりを行うでしょうか。
古く、かつ不合理なものであっても、人々はまたまた伝統的な町づくりを行ってしまうかもしれません。

日本でも同じではないでしょうか。
伝統を重んじて、古く、かつ不合理なものに固執し、問題をおこす原因になっていることが多いと思います。

しかし、新しく、かつ合理的なものがすべて人間にいいとは言えません。
原発は新しく、かつ合理的なもので人間にいいと思って日本は積極的に導入してきましたが、稼動すると、事故がおこらなくても微弱の放射性物質を放出し続けること、放射性廃棄物がどんどん増えてその安全管理が容易でないこと、東京電力福島第一原発のようにひとたびメルトダウンのような事故をおこすと広域を放射性物質で汚染すること、事故原発からの放射性物質の漏洩を止めることが容易でないこと、事故原発の処理が容易でないことがわかってきました。

今では原発は古く、かつ不合理なものになりましたが、人間は原発に固執しています。
これが今後大きな問題をおこすでしょう。

人間にいい合理的なものは長年の利用で検証されます。
しかし、つい長年使っていると実は人間に悪いものでも、伝統的なものとして評価され、使われ続ける場合があります。
比較的新しい原発を例にして説明しましたが、日本古来の伝統と呼ばれ、尊重されているものや慣習で、今は古く、かつ不合理なものは数多くあります。
古く、かつ不合理なものはゆっくりと消えつつあると思いますが、簡単には消えません。


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