ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

東京圏の高齢者を地方に移住させて地方を創生?

2015年06月13日 | Weblog
えっと驚くような計画を安倍晋三内閣がつくりました。

高齢者が高齢者が多い地方に行って地方を創生するとはどういうことでしょうか。
高齢者が幸福に生活する諸環境は誰が建設し維持するのでしょうか。

中央政府がお金を出して地方に移住させた高齢者の世話をするということでしょうか。
高齢者に年金以上のお金を出してくれるのでしょうか。
年金基金がないと言っている中央政府が本当にお金を用意できるのでしょうか。

高齢者が住み慣れた東京圏の町を捨て、慣れない地方に行ったら体調をこわすでしょう。
地方の人と文化が違うため孤独になるでしょう。
誰も地方移住を希望しないでしょう。

高齢化が進んで困っている地方はびっくりするでしょう。
中央は嫌な問題を地方に押し付けてくると思うでしょう。

東京圏、地方関係なく、安倍内閣はまじめに老人割合増加問題を考えていないと思います。

私の町は老人の割合が42%という超高齢化が進んだ人口2000人ぐらいの横浜の町です。
毎年20人ぐらいが亡くなっています。
近所の会葬は大変ですからみんな家族葬で葬式をやっています。
一人暮らしの家、空き家が増えています。
体が動く老人が町の仕事をこなしています。
町のお祭りも、防災訓練も、作品展も、音楽会も元気よく行なっています。
老人の種々の交流活動も週何回あるいは月何回という頻度で開催しています。
福祉活動も盛んに行なっています。
近所の助け合い運動をやっています。
今のところそれほど暗い雰囲気はありません。
私の町は高齢化問題で横浜市や区に泣きついてはいません。

原発でも在日アメリカ軍基地でも高齢者でも嫌なものは何でもお金を出して地方に押し付ければいいと考える中央政府の発想は異常です。
これは地方創生ではないと思います。
地方破壊だと思います。
高齢者を嫌なもの扱いするのは人命軽視です。

東京圏はまずは自分で高齢化問題に取り組むべきと思います。

地方創生は中央政府に考えてもらうことではありません。
地方がまず考えるべきことです。

安倍内閣の地方創生策は従来と何も変わっていません。
地方事情を考えない画餅です。


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