前日の4ヶ月ぶりのジュリーの余韻のまま
地下鉄に乗って
待ち合わせの駅で降りようと
ドアが開いたら
ピンクのシャツに白い髭で
まあるいカーブで帽子
ずいぶんびっくりさせてくれる年齢重ねた男子
目があったときにホクロがないから
びっくり損だったけれど
前日の剃髪ジュリーの余韻っていうより
優しい歌声の余韻
漠然ジュリーが
ちょっぴり笑わせてくれたのは
上手側に、はけて行くときに
柱からこっちを覗く表情が
漠然ジュリーは見た!って感じで
ずいぶん前のセンセイの鞄でも
上手側の黒いカーテンから顔だけ覗かせる場面を思い出したり