
夕陽のベールも終わりそうなころ
向こうの空は 名残りのオレンジ色
こっちの空は 夕闇にくっきりのお月さま
夕闇の箱庭にいる睡蓮鉢
さっきの風景と ちょっと違って
青い空のときに 開いたティナのガク
パープルの花びらから離れて ピンっと弾けて
フラッシュでパチリしたら ブラッドムーン色
三時間後に
窓を開けてみたら また変化して
弾けたガクが 力尽きて
部屋の明かりで パチリしたら
パープルの花びらが ボクは まだここにいるよって
きょうは
PYGの♪花,太陽,雨♪アルバムバージョンを聴いたり
繪舞台 琳派ロックバージョンの♪花・太陽・雨♪を聴いたり
PYGの♪花,太陽,雨♪
1971年4月にシングルで発売
1971年8月に発売されたファーストアルバム「PYG」のB面1曲目に収録
大昔の日記を巻き戻してみたら
ザ・タイガースが解散した年の昭和46年3月
ジャズ喫茶ヤングメイツで
初めてツインヴォーカルのPYGのステージを観て
ジュリーフアンとショーケンフアンの分裂を体験して
その日に聴いた曲は
♪花,太陽,雨♪ と♪ブラックナイト♪だった
44年ぶりに私の中で
44年前に
日比谷野外音楽堂で開催されたロックコンサートで
集った若者男子たちに受け入れてもらえずに
客席からステージにいろんなものが投げつけられて
ステージにいるPYGのメンバーも
客席に集ったPYGフアンも
苦い苦い思い出のステージだった
昭和46年の日本は そんな時代だった
あの苦い体験をしたものにとって
PYGの曲 ♪花,太陽,雨♪が
44年経った今
あの頃生まれていない若い世代にも
PYGというロックグループが存在していたことも
知ってもらえて
PYG世代としては嬉しい限りだけれど
繪舞台 琳派ロックバージョンの♪花・太陽・雨♪
PYGのアルバムバージョンのエンディング
♪まよえる人よ~
この歌詞が歌われていないのが残念
花のイノチ終えた熱帯スイレンティナの7番
きょうは ガクが 二回も弾けて
パープルをちゃんと魅せてくれて 何かを言いたかったのかな
エンディングの歌詞は だいじやでぇ~
♪まよえる人よ~