大昔は Julie鑑賞の装いは手作りのときもあったけれど
なんで手作り?
それから
数十年経って
デパートじゃなくても
いろんなサイズもいっぱいな時代になって
そしたら
縦は変化しないままだけど
横幅は 普通に近づいて
通勤しているときは 朝ごはん食べながら 何着て行こうを
瞬時に決めて
いっぱい時間があるのに のんびりで ちっとも先の準備もしなくなって
当日に決めたり
9月に入って素材もあれこれしなくちゃだけれど
今年は まだまだ あっぢだから
季節の先取りするのは まだ先にして
夏の名残りの白い麻も終わりだけどあと一回ぐらいなんてして
足元には弾むちっちゃなインディアンもしのばせて
最近、あれこれな理由で闇を彷徨っているから
せめて装いだけでもと
カーディガンの色を先に決めて
バラのついた上はこれにしよって
せめて装いだけでもって選んだカーディガンが
デビューしたのは
久世作品鑑賞の初日
舞台で演じてるJulie、
山にキノコ狩りに行って劇場の客席に降りてくる場面
頭にサーチライトみたいなのつけて
暗い客席をうろうろ
階段おりて
ある場所で 珍しいキノコをみつけて
これは なんていう名前のキノコだろ
って キノコの図鑑 ページめくったり
珍しいキノコ
誰かには見えないけれど
頭にサーチライトをつけているJulieは
ココに
って みつけて
珍しいキノコ
誰かの白い靴のすぐ目の前に あったみたいで
急遽
咄嗟に
慌てて
くつろいでいた足元 きちんとしなくちゃならなくなって
Julie鑑賞 想定外のことも あるのねぇ
な初日だったけれど
真夏の出来事、
二日目以降は
客席でキノコ探しのことは すぐにひろまって
そこに座るチケット持ってるひとは 自分の日まで
わくわく ドキドキ したんだろうなぁ
初日は
原作を読んで あの場面は 舞台では どう表現するんだろう
ぐらいしか 頭にないから
場面がゼロの状態だから
自分の靴のそばに
沢田研二の靴でもなく Julieの靴でもなく
センセイを演じる俳優の靴
30センチも離れていない位置にあっても
ドキドキすることもなく?
目を点にして
椅子にきちんと座っていたのかなぁ
あれから
ずいぶんたって
ドキドキな気分 まだまだ 色あせなくて
カーディガンにも
いろんな思い出が積み重なっていくのかな