きょうのおりんちゃん
せっかく松浪先生が訪ねてきたのに
とりつくしまもなく
心に余裕がないおりんちゃんでした
空を眺める開花12日目のシラー・ペルビアナ
きのうからの変化は茎がどんどん伸びて
きょうは藤色の装いのペコちゃんに
弾ける瞬間の蕾と花が閉じるときの違いを伝授していたら
朝陽の気持ちが雲にかくれたり顔だしたり
髭じいの先輩も並んだら蕾も濃紫に映って
きょうのおりんちゃんのように心に余裕がなくなると
そばにいるひとにも きつくあたったりして
自分もおりんちゃんの年ごろには あんなだったかしらと
どんなときも 心穏やかに
いろんなこんなのりこえて歳を重ねた今だから思えるけれど