
命を全うした花
白い花びらが朽ちていく瞬間も
いい塩梅で
素敵な色合いを魅せて
コサージュにしたくらい
この椿は
源氏山に向かう細い山路になる前の
舗装されたなだらかな坂道のわきに
ひっそりと佇んで
誰かにみつけられるのを待っていて
散歩の通りすがりに
枝を伐採されても
ふんばって花をつけたり
枯れた花を
パチリしたくなるのは
今の自分をみているようで
って
思っていたけれど
仏陀が八万四千のお経の中で
説いていたのね
先日、お寺の庭さんぽしているときにみつけた文字