１枚の写真

昨日、Ｊulieの２０年前のこと思い出していたけれど。

あの時はＪulieのファンとしてではなく、同じ出演者として舞台に立っていた。

控え室にはカメラ持ち込み禁止。
もちろんあの時代、携帯なんてなかったと思うし。

日記をつけていたので、あのときの記録はホームページに載せているけれど

あの貴重な体験をした自分の映像がみつからない。


一緒に舞台に立ったジュリー友は、もう天国へ行って
思い出話をすることもできない。



何か思い出すかもしれないと２０年前に発売されたビデオを見ようとしたら
歌詞カードやコーラスの名簿と一緒に１枚の写真がみつかった。


亡くなったジュリー友ではない人と映ってる写真。


１９８９年６月２６日　
「海光」の千秋楽の舞台を終えて、横浜アリーナの控え室で撮った写真。

カメラ持込禁止だったけれど
千秋楽の日、みんな宝物の思い出を記念に残したくてカメラ持参してた。
私は、そんなココロの余裕などなかった。


１０００人のコーラスの人達、みんなその時には同士だった。

そばにいた人が撮ってくれたこと思い出した。


写真を送ってもらって、お礼の返事をしたきり。



まだ、Ｊulieのファンしてるかなぁ。




衣装をつけた写真を見たら、２０年前が鮮やかに蘇った。


いつもは客席からステージ上のＪulieを見ているのに
あのときは同じ舞台の上にいて後ろからＪulieを見ていた。

２０年前の役者・沢田研二を。


横浜アリーナでＪulieとコーラスが初めて練習をしたとき。

コーラスの小道具にも細かな指導が。

１０００人がペンライトをつけたり消したりするのがなかなかそろわない。

３０センチ四方の鏡をキラキラ反射させるのが難しかった。

緑の枝を１０００人そろってだすのもなかなかそろわなかった。

何度も何度もダメだしをされた。


市川猿之助にダメだしされるなんて、なんて贅沢なことだろう。

Ｊulieへのダメだしも側で体験。


ひとつのお芝居、練習を重ねて、初日を向かえ、

そして千秋楽の幕がおりるまで、Ｊulieと同じ舞台で味わった。

カーテンコールの幕がおりた裏側も。



だから、Ｊulieのお芝居の初日も千秋楽も出演者の気持ちになってしまう。

昨日、南座のカーテンコールの幕がおりた裏側にいたＪulieの気持ちを。




みつかった写真、あっちに載せておこう。