あのころは少女たちが読む雑誌にいっぱい
登場していたザ・タイガース
解散してから33年(2004年)の歳月が流れて
人生の転機を何度か経験した大人が読む雑誌に
登場のジュリー、サリー、タロー
◇「日本一のバンドになろう」と言ってくれた
「こうやって話してみると、
初めて聞くことも多いもんだね」とジュリー
発言の途中に
「知らなかった」「そうだったの?」と
ほかの二人から声が入り、
言ったほうも
「あれ、話さなかったっけ」と驚いたり
33年後の新発見。
長い友情はだから楽しい。
〈人生の転機はいつでしたか?〉
僕の転機は、
サラリーマンを経験したことだねとタロー
老舗の芸能プロダクションに入って、
音楽プロデュースやマネージャーの仕事をした。
「タイガースではスターだったのに」
と言われることに最初は葛藤があったよ。
でもレコード制作の仕事をしていくためには
マネージメント業も
把握しておく必要があると思ったし、
将来は自分のプロダクションを持ちたいと思った。
あの経験でひとつふっきれたね。
沢田の転機は、ソロになったとき?
そうだねとジュリー
ただタイガース解散後にPYGに入ったけど、
僕にとってはタイガースの延長みたいだった。
もっと言えばソロになっても
井上堯之バンドと一緒にやらせてもらったでしょう。
やっぱりグループのほうが落ち着くというか、
ひとりだと何かと困るんです(笑)。
人見知りするし、
自分から行動を起こすタイプじゃないから。
本当に自分から動くようになったのは、
個人事務所を構えてしばらくしてからじゃないかな。