ジュリー近況レポート’76 ⇒ ’77
<歌に自分をぶつける10年目にしたい>
「ことしはデビューしてちょうど10年目。
昨年はいろいろとありましたけど、ことしはゼヒ飛躍の年にしたいですよ。
ですから、この日劇ショーは全力投球でいきます」とジュリー。
彼自身もいうように、
ジュリーにとっては、昨年は不幸な出来事が続いた1年だった。
しかし、そんなことをいっぺんに吹きとばしたようだったのが、
昨年末、12月23日に武道館で開かれた"クリスマス・コンサート"だった。
このクリスマス・ショーは例年、いつも開かれるものだが、
昨年の場合はジュリーも、そしてフアンも、"1年のイヤなことを吹きとばそう"
ということで、熱気が例年とくらべるとグッと違っていた。
当日は寒さにもかかわらず会場付近は、早くからならんだファンたちでいっぱい。
開演時間には、さしものマンモス会場、
武道館も1万人入ると、まさに、人のウズって感じだった。
舞台は、いまアメリカで流行している照明法、レーザー光線が駆使されて、
とても、きらびやかな作り。
そこをいくつかのライトが、会場内を照らし出して、もう、効果満点のステージだった。
そこを「今を生きる」のオープニングとともにジュリーが登場・・・・・。
そうして「シーシーライダー」「巴里にひとり」「ラブラブラブ」
といったヒット曲が次から、次へと歌われて会場内は、すごい熱気。
最近にないモリ上がったステージだった。