♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

至福のひとときの余韻

2019年12月10日 17時22分13秒 | 歌舞伎

きのうの観劇は初めての桟敷席だったので

花道での印象が残って

 

 

 

「たぬき」

東の空に切ない三日月もいる火葬場の場面

火葬場で生きかえり

別人になって

生前に関わったひとの反応を知り面白かったり

最後は切ない気持ちで花道を引っ込む

中車さん演じる金兵衛にほろっとしたり

 

「阿古屋」

花道から登場の玉三郎さん

大きく結った髪形も艶やかな打掛姿にも

目がすいよせられたけれど

前結びの俎板帯に目を惹かれ

前に垂れてる俎板帯に孔雀が生きてるよう

日本古来の色に

孔雀緑(くじゃくみどり)って色もあるようだけど

 

昨年のJulieの衣裳も背中に孔雀がいたっけ

なんて思ったりしつつ

 

帯の縁まで羽のかたちになって

そこに目がすいよせられていたので

着物の裾からのぞく生足もみつめて

 

花道の途中で立ち止まり

東桟敷席をみつめた瞬間は

3階席上に並んだ2列に並んだ照明機材からピンスポ

その瞬間は桟敷席が玉三郎さんの背景?

こんな瞬間のように

逆光の中の玉三郎さん

 

そのあと少し進んでふりかえった瞬間

隣りの友人曰く、私のため息が聴こえたって

 

そんなお姿で

三つの楽器を弾く玉三郎さん

 

楽器を弾くときは垂らした帯が邪魔にならないように

前結びの帯の内側に紐が隠してあって

その紐をほどき後ろへ

後見人が背中で結ぶ光景みつめられたのも

斜め鑑賞ならでは

 

余韻を綴りながらも

つぎの歌舞伎鑑賞のお弁当は何にしようなんて

 

 

 


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