今朝は朝刊のページ じっくり読んで
神奈川新聞文芸コンクールに
選ばれた短編小説に
ほろっと
そんな小説の
審査員・山田太一さんの講評
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気持ちのいい、悪意など少しもない人たちの物語。
プラネタリウムの最後の日。
星についての記述が作品の重石になっている。
昔はもっと星が見えた、
いや、本当に見えたのではなく
プラネタリウムのおかげか、というのもいい。
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小説の中の<先生の言葉>
『確かに現実の空で、
プラネタリウムのような星空を見るのは難しいかもしれません。
でも、だからこそ、ここでよく星を見ていってください。
君の頭の中に記憶されていたならば、
空に見えるわずかな星と星の間に、
いくつもの星を思い描くことができるでしょう。
僕は君たちに、そうやって星をつくることのできる人になってほしい』
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生徒だった健太郎が持つ解説用のマイク
先生の言葉を思い出しながら
鼻をすする音を 見逃さなかった
いい仕事をしたマイク
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小説の中の<生徒だった健太郎の言葉>
「先生。先生のおかげで僕は今、
こうして真っ暗な空にも星を思い描くことが
できるようになりました。
本当にありがとうございました。」
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33歳の人が綴った短編小説「星をつくる」に
Julieが指先で描くお星さまを 思い描いて ほろっとなった今朝
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