数日前の1泊2日のたび 津波でレールも駅舎も流されて
列車が走っていないので
一関からバスで2時間30分
車窓に うつる海沿いと山間のいろんな風景
山間の風景に真っ赤なサルビアが 畑にいっぱい咲いて
帰りの仙台に向かうバス
海沿いと 山間と 町並みな 4時間の車窓にうつる
真っ赤なサルビア
真っ赤な色が あんなに切なく感じる色だとは
津波で流された 跡地に コスモスが咲いていたけれど
秋風に揺れるコスモスより もっと切なくて
自分のお祝いのたび
Julieの鳴門LIVEの30分後に
海沿いのホテルで 真っ赤なちゃんちゃんこ着て シャンパンと鳴門鯛で 乾杯などしたけれど
自分の中で
嬉しい真っ赤と
切ない真っ赤も 経験して
昨日 歯医者さんの帰り
お花屋さんで
最後のひとつ ぽつんとしているサルビアと目があって
お花屋のおじさん 最後のひとつだからって 半分におまけしてくれて
ブルーサルビア
ほんとうの色は ケイタイでパチリしたパープル
ブルーサルビア ながめながら
あのときイノチもらったひとたちは 前を向いて歩んでいたけれど
真っ赤なサルビアと 並んでみつめた 車窓の風景 といつも一緒で
何にもできないけれど そういう風景の中で暮らしているひとたちのこと
忘れないように
キレイな風景は ずぅっとそのまんまでいてほしいけれど