
赤い市松模様の蓋を開けたら
もうひとつ蓋があって
木の香りがする蓋
ひょうちゃんの形になった白いご飯
木の蓋に
ご飯粒がいくつか くっついて
それを
一粒 一粒 つまんで
そんな光景
どしゃぶり雨で
新幹線が
何度か 急停車して
おべんとう夏を食べながらも
無事に たどりついたライヴ
そしたら
Julieも
同じ線路で繋がってる
どこかで
シウマイ弁当を食べていたんだって
蓋についたご飯粒
仕切りのすみっこにいるご飯粒も
みのがさないって
ライヴで 報告してくれたっけ
ローカルな崎陽軒のお弁当を食べるたびに
Julieの言葉
Julieの指先にいる割り箸
割り箸につままれた ご飯粒
あれこれが思い浮かんで
味も 割増されて