たどりつくころには 涙がとまらなかった
タイトルに二人の名前があるけれど
701ページに登場した 人物たちの名前
重く 深く
なぜを 追い求めて ページをめくって
ページをめくってはひとやすみ
読み始めてから 3年もかかったけれど
物を書くひとが その人物をどれだけ 深く知っているか 研究しているか
その人物を 文字にするひとより 深く知っている場合
凄く 物足りなさを感じたりすることも
女子がスポーツ新聞を買ってまで読むのは
自分の贔屓の人物が書かれているとき
ちゃんと書かれているときはいいけれど
穿った見方で 書かれたときも過去には多々あったり
こんなに 分厚い本を書くことになった理由、 たっぷり実感
途中 「悪名」で 寄り道したけれど
ふたつの本で 昭和の男の世界をのぞきみて
自分の趣味にも 通じたり
いっぱい学習させてくれた701ページだった
2011年11月
辞書みたいに厚いもの 遠くから あれは何だろう?って
そんな翌日
ブータン国王が金閣寺を訪問した日のライヴで
今ね、こんなぶ厚い本を読んでいるのって
ステージから教えてくれて
その数日後に 本屋さんに行って
私が手にしたのは発行から2ヶ月もたっていないのに 7刷目
それだけ なぜを知りたいひとが多かったのかな
著者 増田俊也 「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」