皐月の風に飛ばされそうだから帽子を脱いで
こわごわ陸橋渡って
向こうからマスクしていないひとふたり
狭い陸橋でのすれ違い
緊急事態が解除されても感染症が終息していないのに
帰宅したTVで、きょうの横浜は感染者3人
誰もいないときはマスク外してもいいけれど
人とすれ違うときはエチケットでしょと願うばかり
きょうは湿度もあるから富士山は雲の中
いろんな意味でこわごわの陸橋になって
公開空地ぐるっとして季節の花観賞
病院敷地内のバス停に
横浜駅西口行も発車待ちして
ガラス越しにカフェも見えて
引っ越しして3週間たった病院の休診日でも営業して
病院の出口の自動ドアから入って
店内はソーシャルディスタンスで
いい感じの賑わい
入院のひとも本を読みながらコーヒータイム
向こうのテーブル席は入院のひととお見舞いのひと
注文カウンターはビニール張って
お互いの予防対策
注文して席を選んで
葉桜が見えるカウンター席
4人を2人掛けに変更して
ひとつおきにここは座らないようにって
ソーシャルディスタンス対策されて
散歩の帰りに立ち寄った二人連れ
隣りの2席開いてるけれどソーシャルディスタンス
窓際はあきらめて奥の席へ
両隣がいない心地いい空間でグラスに映る葉桜みつめ
植樹された枝先に初々しい花びらをみつめたっけなんて思いだし
窓の下に見える花壇は階段おりながら眺めて
彼岸明けのころは
球技場の照明タワーも見えたのに
すっかり葉桜にかくれて
芝生は落ち葉の物語
初々しい紫陽花も落ち葉と仲良く咲いて
皐月の風にガウラもゆれて
今夜のTV番組で池上彰さんが
社会的距離という表現は分断の意味にもとられるので
物理的距離のフィジカルディスタンスの方向へと