初出勤から帰宅が遅いおりんちゃん
家のことが心配で
帰りに夜空をながめる心の余裕もないかしらね
24時間めいっぱい忙しく使っていた20代前半をふりかえると
星空より都会のネオンをみつめることが多かったっけ
そんなことを懐かしく思い出しながら箱庭から真っ直ぐの夜空に
葉月11日の大きく光る火星
葉月12日
「はね駒」123回目
東京の霜月をひろって来なさいと編集長
七五三や二の酉のこと、あたり前の文章しか書けないおりんちゃん
熊手を買う人の心の中、
人間の息が聴こえてくるような文章を求める編集長
葉月13日
「はね駒」124回目
朝食にくずる弘くんにイライラのおりんちゃん
自分のモヤモヤを子供にぶつけるなと旦那様
編集長は毎日父ちゃんの入れるコーヒを味わって出勤
自分の記事が採用されないのは女だからと思うおりんちゃん
男と同じようにいろんなところへ取材に行きたいと
先輩と一緒に察まわりへ
事件現場にも足を運ぶおりんちゃんだったけど
現場を見て気分が悪くなるおりんちゃんに
やっぱり女はダメだと先輩記者に返されてしまったり
帰宅が遅いので心配の父ちゃん
源造さんに心配ではないのかと
妻を信じる夫に父ちゃんも安心して