恵みの雨もあれば 恐い雨もあって
自然の中に生きているから
自然の美しさも 自然の恐さも 実感しながら
梅雨時に 真夏のような暑さだったり
真夏に 秋のような涼しさだったり 昔のように季節が順番にこなくなって
それでも ９月になったら 暑さも ひとだんらくして
ちょっぴり 秋の気配を感じて
１ヶ月ぶりのセンセイには よい報告できて
あの日以来の 近所の散歩
足元に 先日の台風で 青いまま落ちた葉っぱと実
上を見上げたら
豊顕寺の銀杏の樹 実がいっぱいついて
門をくぐって セミとカラスの大合唱の中 階段のぼっててくてく
切られてしまった木のわきから秋色した若い葉っぱ すくすく
横浜緋桜の葉っぱ 虫に食べられて青空が見えて
青い柿も たわわに
オレンジ色になるころ 散歩にこれるかなぁ
遊具のある小さな公園ぬけて 坂道くだって
あの日に 一緒に涙してくれた猫ちゃん？ 縁側じゃない 木陰で うとうと
そっと近づいたら とりあえず カメラ目線して
おこして ごめんね
そのあと 大きなあくびをして ふたたび すやすや
散歩の途中に 白いお月様
てくてくしているうちに 空の色もかわって
山のようなかたちした雲のむこうに夕やけ
久々に 夕暮れの空を見上げて
