♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

♪LONG GOOD-BY♪

2008年05月21日 23時21分24秒 | JULIE
あの頃のタイガースをまじかで感じていた人たちにとって
この曲は涙ものの曲なのかもしれない。

あの頃を知らない世代の人はどう感じるのだろう。

私もあの頃にタイガースにどっぷり浸かっていた世代。
最後のウエスタンカーニバルも最後のジャズ喫茶も
そして最後のあの日1月24日もJulieを見ていた。

タイガースの解散が発表された後のジャズ喫茶を見ていて
解散は仕方なかったのかなと感じていた。

もうその頃にはメンバーが皆別の空を見ていたんだもの。

ただJulieはあの頃がずっと続いていくように私にも思えたけれど。

だからこそ「何処に帰るのか わからなかった」のだろう。

サリーもJulieと一緒にPYGを結成したのだから
同じように思ったのかもしれない。
タローも同じ音楽の道を選んだのだから同じ思いだったのかなぁ。

あの頃に同じ思いだった人が37年経った今あの頃を振り返る歳になった。
沢田研二、岸部一徳、森本太郎があの頃一緒に過ごした友を思う歌。

あの頃にとっても純粋だった友。

最後のビューティフルコンサート、
純粋だった友のココロには美しくは見えなかったのだろう。

だからこそ違う世界で頑張っていられるのかもしれない。

歌詞の最後にあるように、お酒でも飲める友に戻れるだろうか。

Julieの特別な日に再会できるだろうか。
それともファンのいない場所でお酒でも酌み交わす?

先日の帝国ホテルのJulieの話ぶりでは実現しそうにもないような?

このままずっとあの頃の思いを頑なに貫きとおすカッコ良さもある。
私はそうであってほしいと思う。

あの頃にピーのココロが少しわかったような気がしていたから
かもしれない。

三人が現役でこの世界で活躍している間は再会しないような気もする。

あ、でも人のココロは移ろうものだからわからないけれど。

で、Julieの歌うこの曲を冷静に受け止めた私には涙は要らなかった。

37年前の武道館でたっぷりな涙を流し、気持ちは精算できていたからだろうか。

その2ヶ月後にはジャズ喫茶で新しいグループPYGのJulieとサリーを見ている。
私の中でタイガースはあの時1月24日で終っているので、
この曲を聴いても感傷的にはならないのかもしれない。

コンサートでJulieはどんなふうに歌う?
涙ぐんで歌うJulieを遠い目線でみつめる私?

それとも還暦の記念にアルバムに収めただけ?
あ、特別な日にだけ歌う?




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2 コメント

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 (渋谷っ子)
2008-05-22 10:08:27
ピーは解散の時点でPYG結成のこととか、知らされていなかったんでしょうか?
それとも、知ってたけどサリーに「一緒に帰ろう」って言ったの?
私の中ではずっと謎で、一人で京都に帰って行ったピーに、誰も連絡をしなかったのかなぁって疑問でした。
当時はみんな、自分のことで精いっぱいだったから?
若かったから?
ピーが帰る新幹線でシローに会ったんでしょう?
その時どんな会話が交わされたんでしょうね。
pekoさん、ご存じでしたら教えてください。
こういう曲があるって聞いてたけど、このアルバムで初めて聴いて、今音信不通だなんて、何でそうなっちゃったかなって気になってしまって、すみません。
私はこの曲を聴くときは、1月24日のピーの気持ちを勝手に想像して、涙ものです。
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やっぱり涙もの~ (juli-peko)
2008-05-22 21:56:33
>渋谷っ子さん
あの頃は生ばかりを追い求めていた私、裏の情報は知る術はありませんでした。
ピーのことはあの時に私がそう感じたのです。
PYG結成のことは知っていたように思います。
ただそこまでの経緯に何かあった?のかも。

夢を抱いて京都から出発した仲間達。
タイガースで日本一になり5人の夢は達成し、
いろんなことがあり解散することになったとき、ピーはもうこの世界に未練はなかったのだと思います。きっとこの世界の見たくないことを見てしまって出発の地、京都へ帰ろうと思ったのかな?と想像します。

芸能界に残った仲間と普通の人に戻ったピー。
若い頃、それぞれ自分のことで精一杯で、連絡をとりあうことはなかったのだと思います。

タイガースの再結成のときにはピーに連絡してもダメだったのかしら?
あのときピーのことを思うと再結成には喜べなかった私です。

37経った今、この曲の3人が会いたい気持ちになったとしてもピーのココロは頑なにあの頃のまま変わらないのかなと思えるのです。

この曲を巷のどこかでピーが聴いて
もしかしたら凍ったピーのココロが溶ける?

37年間の時の重みは、ピーのココロの重さなんだろうと思います。

音楽の世界を選んだ仲間に負けないように
頑張ってきたピーの人生に拍手を送りたいです。







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