暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

闘病と介護の記録を読む

2016-09-06 19:03:07 | 

最近、ネットで古本を購入し、届くと読んでいる。



送料を無料にするために、数冊を取り集めるのだが、ここ最近は、その中に闘病記を入れることがよくある。

著者がご本人の場合も、ご家族の場合もある。


つんく♂さんの 「だから、生きる」

故 川島なお美さんとご主人の鎧塚俊彦さんの 「カーテンコール」

を読んだ。


つんく♂さんの、声を失っても生きることを選ばれた勇気をたたえたい。

お子様たちにとって、かけがえのないお父様であることを、つんく♂さんは大切にした。

音楽の世界でも、いっそうのご活躍を祈っている。



川島なお美さんの、生きている限り、舞台に立ち続けた気持ちが伝わった。



砂川啓介さんの 「娘になった妻、のぶ代へ」


今は、砂川さんの本を読んでいる。

夫が、大山のぶ代さんはホームに入ったんだよ、と教えてくれた。

脳梗塞の後、認知症になった大山さんは、最近4月に砂川さんのがん治療のため、自宅に大山さんを置いてはおけないので、施設に入ったとネットに出ていた。

砂川さんの本では、お二人にいたお子さんのことや、かわりばんこに病気になったこと、認知症になった大山さんの自宅での介護の厳しさが描かれている。

その本は去年の出版で、その後、状況が変わって、今のようになったようだ。


闘病記を読んでいると、私どももいつか行く道と、身につまされる。

また、亡くなった両親にもっと何かしてあげられなかったか、と、悔やむこともある。


最近は、以前、テレビでのご活躍を見ていた芸能人のかたが、70代、80代でお亡くなりになり、お別れ会がニュース番組で報じられているのをたびたび目にする。

ああ、あの人も、この人も亡くなった。

父よりは長生きしたのだな、とか、比べてしまうこともある。


私自身、いま、60歳だが、夫は今月67歳になる。

あとどのくらい生きられるのだろうか。

苦しい月日が、せめて短くてあってほしいと、わがままにも願ってしまう。

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