暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

街に出る、買物する、ランチする

2016-09-05 21:43:17 | 日記

夫が慢性腎臓病になってから、二人で外食することはめったになくなった。

ひとりで行くこともあまりない。

姪たちがこちらにいる時には、つきあってもらって、夫抜きのメンバーで食事を外でしてくることがあるくらいだった。

高校時代や、大学時代の友人や、パート仲間と食事とか集まりに行くこともすっかり減って、面倒になってきたのも加齢のせいかもしれない。


今日は珍しく、街に出ることにして、前日から決めていた。



神奈川県藤沢市の辻堂駅に直結した「テラスモール湘南」というショッピングモールだ。

7月に姪と行った映画館が入っていて、姪が熱心に見ていた 「LOFT」と「H&M」に 今日はひとりで私も行って、店内を見て歩いた。

高校生の姪が LOFTで いくつか買った中に、オーデコロンがあった。

私の家にその包装の箱を置いていったので、それを買ってみようかと思って、その売り場に行ってみた。

その商品には、テスターがなかった。

オーデコロンの棚には いったいどれにしたらいいだろうと、選ぶのに困るくらいの多種類のコロンを置いていた。

「やっぱり石鹸のかおりがいいな」

テスターを腕に吹き付けて、いくつかの中から選んで買った。

オーデコロンと言うよりは、ヘアー&ボディミストとある。

部屋の芳香スプレーや、布用のファブリーズのような類のものは買うが、香水のようなものを自分で買うというのはあまり経験がない。

最近の若いお嬢さんは、こういうものを着けるものなのね、と、独身の若いころでも私は買わなかったなぁ、と思ったが、欲しくなったのだ。


それから、H&Mでは、店内の洋服を見て手に取り、鏡に映してみた。

最近の洋服は、すべてネット通販のベルメゾンで購入していたので、こんなふうに服を選ぶことを楽しむなんてずいぶんなかったな、と思った。

長袖の薄手のジャージー素材のワンピースが手ごろな価格であったので、それにした。

聞いてはいたが、H&Mは、低価格でセンスのいいものを売っている。


服を買うには、電車に乗らないとオシャレなお店は近所にはない。

今日も、バスと私鉄とJRを乗り継いできたのだ。

服を見る、選ぶ、鏡に映す、気に入る、レジに行く、包んでもらう、受け取る、着る日を想像してみる・・・・

なんと刺激的な動詞が並ぶではないか、精神的にすごくいい気がする。

こういうことから、離れていると、どんどん老いていくように思う。


買物が済んだところで、フードコートへ行く。

平日の昼前で、席はガラガラだ。

お店を選んで、中華にした。

レディースセットを注文した。

料理の完成を知らせる無線のベルが鳴り、お料理を受け取って、座りやすそうな椅子のところへ移動して、ひとりで食べた。

ひとりで来たのだから、ひとりで食べるのはあたりまえだ。

そばには、ひとりで来た人がすわった。

美味しかった。


私の留守中に、郵便局の配達が来て、頼んであった古本がダンボール箱で届いたと、夫からメールが来ていた。

その話は後日書くことにする。


昼食が終わって、食品でも買って帰ろうかと思って、トレイを下げにいった。

美味しそうなパン屋さんや、和菓子、ケーキのショウウインドウを覗き込んだが、高いし、見ているだけで、ごちそうさまと言う気分になってきて、結局家に持ち帰る食品は買わなかった。

ドーナツショップで、きなこのドーナツとホットコーヒーでゆったりとして、もう、店を見るのはいいや、と このあとは、帰ることにした。

帰りも、乗継よく12:43の自宅近くの私鉄駅発の循環バスに乗ってはやばやと帰宅した。


自宅に着くと、夫が

「ずいぶん、早かったね」

と驚いていた。

こんなふうに過ごす日があってもいいような気がする、60歳だけど 



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