小さなことの積み重ね

来月入籍する予定の彼氏がいる。

私の人生ほんとにこれでいいのかなとか考えて、いわゆるマリッジブルーになっていた。ある日、私は生理で情緒不安定、頭もお腹も痛く体もだるく、何もする気が起きなかった。そんな日に限って彼氏は残業。帰りが遅く、疲れた顔して帰ってきた。私はやっとの思いで夕飯を食べシャワーを浴びて、、髪の毛乾かすのだるいなーなんて思っていた。口には出さず。俺が乾かす！と、大好きなYouTubeそっちのけでドライヤーをしてくれた。そんな些細なことだけど、こーゆところがいいなと。この人と付き合えて結婚もする予定で幸せだとふと感じた。些細な、小さな日々の積み重ねが人生を左右していく。髪を乾かしてもらえただけだけど、そこから気づけることがたくさんある。自分の選んだ道に自信持つって大切。

誰か意見をください。

私は総合病院で看護師をしています。1年前から私の病棟はコロナ専用病棟になりました。コロナの患者は隔離期間を過ぎると退院していくため、出入りが激しく、コロナが落ち着くと、入院患者も居なくなってしまい、そうすると、他の病棟へ派遣されます。毎回毎回1人ずつ色々な病棟へ派遣され、知っている人もいなければ物品の位置さえわからず、忙しいためより聞きづらい、、、コロナの患者が居なければそんな勤務がずっと続きます。コロナ専用病棟のスタッフ同士で、ほんとやだよね、、ストレスがすごいよね、、と飽きるくらいに愚痴を言いあい、他病棟では思うような看護も出来ず、やるせない思いで勤務をやり、私は4年目なので、今こんなんでいいのか、毎日毎日愚痴を言いながらやりたい看護ができない毎日を過ごして無駄ではないのか、、とこの一年葛藤してきました。辞めたい。そんなことを彼に言うと、辞めてもいいんじゃない？と他の病院など色々探してくれたりと転職に全く反対しません。みなさんなら辞めますか？

こんな声？

こんな声が出せるの？

　彼氏とカラオケに行った。わたしはずっと自分の声が低いと思っていた。低いねと言われたことももちろんある。だからカラオケではいつも男性のアーティストの歌ばかり歌っていた。カラオケから帰り家に着いてから、意外と高い声の歌いけるんじゃない？ちょっと動画で撮ってみるから試しに歌ってみなよ。絶対無理と思いながら試しに少し歌ってみた。その音声を聴いて、あれ？これわたしの声？高い声出てるじゃん！となんだかすごく嬉しい気持ちになった。新たな自分に気づけた日だった。こんなに嬉しいものなんだ。

　自分の思い込みで可能性を制限していたのかな。たかがカラオケだけど、気持ちが違う。嬉しい。思い込みって怖いな。可能性って無限だな。なんて思った日だった。

このバスはどこまで行きますか？

このバスはどこまで行きますか？

　何を言っているんだろう。なんでそんな事を言っているんだろう。そんな風にはもう思わなくなった。

　認知症の患者さんは入院中にこんな言葉を普通の顔して、当たり前のように言ってくる。病院だよって説明したって、5秒後には忘れちゃうんだよな。

はぁ、、と溜め息が出ていた私だったけどこんな患者さんに会うたびに慣れてきて、バスに見えましたか？バスはよく乗るんですか？なんて、普通の会話を平気な顔でしてしまうようになった。患者さんは笑顔で話を続けてくれる。

　でもその患者さんが自分の大切な人だったら？家族だったら？どうするかなあ。。なんてふと考えた。寂しくなるかなあ、イライラするかなあ、どうなっちゃうかなあ。家族と他人。こんなにも違うものか。

しょうがないけど、なんだろうな、、、

痛みに強いんです。

私の背中は毛穴がすごいらしい。

　毛を抜いたら良くなるんじゃないか？彼氏はそう言って、数本抜いた。たまに痛かった。でも私は痛みに強いわけじゃ無いけど、弱く無いんだなと思った。そんな事を考えながらふと、痛みに鈍感なんですと口癖のように言っていた患者さんの事を思い出した。もう一年前のことだ。そういえばその患者さんの旦那さんは暴力を振るう人だったらしい。だから、痛みに強くなってしまったのか。と、一年前の患者さんの話の意味に今更気づいてしまった。今更結び付かせてしまった。

　人生で誰かに出会って誰かの話を聞いて、その意味を深く考える時ってどのくらいあるのだろうか。と、ふと考えた。自分に関係がある話だったら、さっきの言葉ってどう言う意味だったの。もしかして私のこと嫌い。私よく無いこと言ったの。なんて、深く考えるんだろうな。結局いつも自分のことばっかりだなあ。ちょっとだけ、深くなんかなくたっていいから、ちょっとだけでも話の意味を、意図を考える余裕が自分にあればなあ、、

と、毛抜きから連想した今日だった。