今日も花見に行きたかったんですが、曇り空と風の冷たさでやめました。
「濠」
濠に浮かぶ鴨や城石を眺めながら朱塗りの太鼓橋をわたっていく
ぼんぼりに導かれて登城路を歩いていくと道の両側にカラタチの深緑
棘ついた枝々の垣根から濠が見える
覆いかぶさるようにピンクがこぼれている
春のよい風情があふれ出て濠に掛かる
砂利石を踏みしめながら慣れた参道と大石の間に着くと
濠は姿を隠し、新しい境内と本丸の広場へと視界は続く
目を閉じれば濠はぐるりとこの地を取り巻いている
いと高きところ中心、今は神社
城下見渡した場所、今は遊具、モニュメント
築城の城主の像高くそびえ濠と城下を見下ろしている
濠は深く緑に沈み今も満ち満ちて城を護っている