梅雨明け後、ぐずつく日もありましたが、暑い日が続いています。本当に猛暑ですね。
昨日は母が行きたいと希望していた法務局まで出かけました。
何をしに行ったかというと、相続の手続きです。と、母が言うには、届けないと不利益になることがあるからとか。
よく分からないままにいざ出かけようと、細かく話を聞いてみると、というか考えてみると、父の不動産はもう母名義で固定資産税が来ているのでした。
役所への相続代表者の名前を母にして書いたのは私です。あれで事足りているのではと、気付いて、車のハンドルを握りながら、
「この前株は全てお母さんに名義変更したし、お父さんの遺産って家と土地の他にあったっけ?」
と確認。もちろん無いのでした。
近くの島の土地も、買った時から母名義だし、何を今更届けるのだろうか?届けなくてもよいのでは?と思うのでした。
相続税にしても、母と姉妹の相続税控除以上に遺産は無いのでした。届けなくてよいし、よかったと過日思っていたのに。
先月から、やたらと母が法務局に遺産相続手続きの相談に行きたいとせがむので、
私の方でも、それでは家は母に、土地は母子で3分割にでもしようかと考えてしまいました。
でも、それ以前にもう全て母の持ち物になっている現状でした。
馬鹿馬鹿しい、何でこんな苦労を。
昼寝を途中で起きて、しかも分かりきったことに付き合って法務局まで。
そう思いながらも、母の相談を待つ建物内のベンチでした。
少々不安もありました。
何か私の方で勘違いしていたら困るという事です。
母いわく、妹の方では、もう何もしないで放っておいたらと言ったそうです。
暫くの後、受付窓口から出て来た母は、やはり何もしなくてよい、だけど母の死後姉妹が争うのが心配なら…。
争いません。均等に2分の1ずつ分ける事になっているから。と母にも念押し。
法に定められた通りに私達は分割、相続する事になっています。
そう多くない遺産なので、母で消費した残りを姉妹で分割、それでよいと思っています。揉める事もありません。
暑い時に、暑い思いをしてと、
ファミレスで冷たい甘いデザートを親子で食べて、ゆっくり帰ってきました。
最後に一言、母の言う事を聞いているとろくな事が無い。
とだけ言っておきました。
母いわく、妹の言う通り何もしなくてよかった。
ですって。
母に連れ回されるのはうんざりと私が思っていることにも、きっと母は気付いていないと感じる私でした。