士郎正宗のコミックを押井守監督が映画化したSFアニメの傑作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を、ハリウッドで実写映画化しました。オリジナル作品の草薙素子に相当する主人公の少佐を、「アベンジャーズ」などアクション映画でも活躍するスカーレット・ヨハンソンが演じ、少佐の上司・荒巻に、映画監督として世界的評価を受けるビートたけしが扮します。そのほか、少佐の片腕バトー役にビルウ・アスベック、テロ事件を企てる謎めいた男クゼにマイケル・ビット、オリジナルキャラクターのオウレイ博士役でジュリエット・ビノシュらが出演しました。監督は「スノーホワイト」のルバート・サンダースです。
脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された、公安9課最強の捜査官・少佐は、全世界を揺るがすサイバーテロ事件を発端に記憶が呼び覚まされるが、そこには驚くべき過去が隠されていました。
アニメ版と比べ、全体の流れは同じですが、各部分は新たなストーリーで展開します。特に少佐の過去は全く異なる筋立てとなっています。
このため、少佐の母親に桃井かおりが扮しています
ただ、本来の設定と比べ、素子が少佐と呼ばれる背景が弱いです。バトーとの関係も薄いです。
特に少佐が最高の義体使いであるために優れているのに、この作品では最新の義体の性能によることになっており、少佐の存在意義が薄くなります。
やはり、物語自体は士郎正宗氏の原作と押井守監督のアニメ作品には及ばす、アクション娯楽に留まっています(実写の面白さはあります)。
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