Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

オートマタ 2-1

2009-11-03 | テディベア

現代玩具博物館には、世界各国の作者の手によるオートマタも展示されています。
オートマタについてのこの写真の文字は読みやすいように最後に転記していますので、関心がおありの方は読んでみてください。

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

それぞれがどんな動きをするのか想像しながら見ているとわくわくしてきます。

オートマタとは
「からくり」を英語に訳す場合、「Automata」とするケースが多いようです。
広辞苑によると、「からくり」は「糸のしかけであやつって動かす装置。転じて一般にしかけ」となっています。
これに対し「Automata」は、Automation(自動)とMatter(ことがら)の複合語であって、自動装置のことを意味するのでしょうから、からくりと同義語とはいえません。
Automationは、"an inanimate objecti that imitates the action of livinng"(生命あるものの動きを真似た無生物)と定義されています。
ギリシャ語で「ひとり勝手に動くもの」の意味を持つAutomatonsがその語源、Automationは、一方で産業ロボットに代表されるいわゆる「オートメーション」に発展し、もう一方では「からくり」に変じていきました。
産業ロボットとオートマタの違いは、ロボットが機能的なのに対し、装飾的であることが上げられます。
ロボットはテクノロジーであり、オートマタはアートであるともいえます。
キャバレー・メカニカルシアターの作品の根本精神は、西洋からくりの歴史を通してみられる「不思議」に対する挑戦であり、大いなる遊び心の表象であるといえます。