ライムじいさんがギターを弾いています。
おじいさんのギターがだいすきだったエルとピッピのために、お友だちが相談して、森のコンサートを計画してくれました。
ピッピの死が悲しくてお外に出られなかったエルのお席はおじいさんのまん前に用意されていました。
おじいさんの弾くギターの音色にさそわれて、動物たちもやってきました。
ギターの音色は、
森の木々をわたる風のように、
小川のせせらぎのように、
エルとみんなの心をやさしく包んでくれました。
ギターの音色が、子どもたちの笑い声、ピッピのうれしそうな鳴き声に変わり、
みんなが空を見上げると、金色の光の中を遠いお空に向かって飛んでいくピッピの姿がはっきりと見えました。
楽しい思い出をありがとう、ピッピのかわいい声も聞こえました。
わ~、ピッピはお空を飛べたんだね。
その日から、エルはお空を見上げるとピッピとお話ができるようになりました。
ピッピと過ごした3ヶ月は短かったけれど、いっぱいの思い出が残っています。(終)
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森の中でギターを弾くライムじいさん、このシーンのイメージが一番最初に浮かんで、物語がはじまりました。
光の中を飛んでいくピッピは、katsuraさんの絵と空の写真を合成しています。
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今日から1泊2日で大阪と和歌山に出かけます。
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