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セジョリ♪映画三昧・舞台三昧・食などなど自分の好きなことを!映画はネタバレありが多いです。

それでも夜は明ける

2014-05-30 23:27:25 | CINEMA(さ)
それでも夜は明ける
'13:米・イギリス



◆原題:12 YEARS A SLAVE
◆監督:スティーブ・マックイーン「HUNGER ハンガー」「SHAME シェイム」
◆主演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ、サラ・ポールソン、ブラッド・ピット、アルフレ・ウッダード

◆STORY◆奴隷制度が広がっていた1841年、アメリカ。ニューヨークで家族とともに暮らす自由黒人で音楽家のソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、突如誘拐され、奴隷としてアメリカ南部のニューオーリンズへ売り飛ばされた。農園での労働を強いられ、狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちからはむごい差別と虐待を受けながらも、ソロモンは決して人としての尊厳を失うまいと心に決める。いつかまた家族と再会できる日が来ることを信じ続けて耐え忍ぶソロモン。そして12年もの歳月が流れたある日、奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)と出会い、これを機に彼の運命は大きく変わっていく……

アカデミー賞(作品賞)(2014年)
LA批評家協会賞(助演女優賞)(2013年)
NY批評家協会賞(監督賞)(2013年)

奴隷制度がはびこっていたアメリカを舞台に、自由の身でありながら拉致され、南部の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられた黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマです。

アカデミーの作品賞を撮った作品です。初日に見てきました。

奴隷制度廃止前の19世紀半ばのアメリカ南部を舞台に、“奴隷”と身分を偽られすべてを失った黒人音楽家が、再び妻子と会うために希望を捨てずに生きた壮絶な12年の月日を描いています。

すごい映画だったな~
ずしーーんって訴えかけてくる映画だったね~
今まで黒人の世界の映画って何本も見てるけど、一番ずしーんってきたかも。

自由証明書を持つ自由黒人が拉致されて連れて行かれたのは、奴隷世界だったって
本当になんだかな~って世界だよね。
最初の奴隷に連れて行かれた家でのリンチで彼はすべてさとったって感じだったな~
白人からはみくだされ、黒人からはさわらぬようさけられ・・・
主人公の孤独感って相当だったと思うし、生きていくためにいろんなものにふたをしている
彼の姿がとっても不憫で不憫で・・・そして彼の屈辱感もものすごくわかるしね。。。
本当に人権がないって、今の私たちからは考えられないし想像できないんだよね~
こんな試練って人にとっては不要であり、なぜにこんなことしてたんだろうって本当に思った。
黒人ってなんでこんな目にあわなくちゃいけないんだろうって本当に思う。
一人の老人奴隷が死に、墓に埋め、皆で死者を送り出す黒人霊歌の「Roll Jordan Roll」が歌われていたけど、なんか切なくて泣けた。。

黒人の問題って月日がたっているのに、
やっぱりこの問題はまだまだ撲滅しているっていえないんだろうな~って思いました。

Nakajiは特に思っていたのが、どの世界も女性はこういった性のはけ口にされるというか・・・
この主人公もかわいそうなんだけど、綿花農園で働く奴隷パッツィーが本当にかわいそうだった。
彼女は頭のいい子で自分の感情をすてて生活しないとこの世界では生きていけないと思ったのか、
一度主人公に殺して!って頼むんだよね~
ここまでの覚悟しなければ生きていけないのかって本当に思った。

監督のインタビュで、「日本の観客にも観てもらいたい。僕たちはみんな人間だ。僕たちには感情というものがある。ただ、心と目を開いて、この映画を観に来て欲しいと思う。それだけだよ」って言葉があった。

本当にこの映画はこんな現実があった世の中であり、何が正しいのか、
自分で見極める力をもって見るべきだともいました。

Nakajiの満足度 ★★★★(4.5)  4/12 劇場鑑賞 34 作目
それでも夜は明ける(マイケル・ファスベンダー出演) [DVD]
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

【映画パンフレット】 それでも夜は明ける 12 Years a Slave 第86回アカデミー賞作品賞受賞作品 監督 スティーヴ・マックィーン キャスト キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ、ブラッド・ピット、アルフレ・ウッダード
GAGA
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