追憶の森
'15:米
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◆原題:The Sea of Trees
◆監督:ガス・ヴァン・サント「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
◆主演:マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ
◆STORY◆人生に深く絶望したアメリカ人男性アーサー(マシュー・マコノヒー)は、死に場所を求めて富士山麓の青木ヶ原樹海を訪れるが、森の奥深くでけがを負った日本人男性タクミ(渡辺謙)と出会う。アーサーと同じく死のうとして樹海に来たものの考え直し、妻子のところへ戻るため助けを求めてきたタクミと互いのことを語るうちに、二人はこれまでの人生を見つめ直し、生きるため樹海からの脱出を模索するようになり……
『ミルク』などのガス・ヴァン・サント監督が、「The Black List 2013」(製作前の優秀脚本)に選出された脚本を映画化です。
死に場所を求めて青木ヶ原樹海にやって来たアメリカ人男性が、自殺を思いとどまり樹海からの脱出を試みる日本人男性と出会ったことで、人生を見つめ直すさまを描いています。
なんか不思議な映画なんだけどゆったりとして結構好きでした。
自殺をするために樹海に来たのに、日本人男性タクミにであい彼は生きるために出口を探そうとしているんだよね~
そしてとにかく過酷!樹海ってこんな感じなんだ~って思ってしまいました。
よく、携帯とか方位磁石とかがだめになるから戻れないって聞いたことあったけど、
ほんとにそうなんだろうな~。
なんかポツポツとわかる彼がどうしてこの場所に来たのか・・・・
奥さんが、「私の好きな季節と色が何かを知っているか」って聞かれた時、何も言えなかったアーサー・・・
タクミの家族の名前「キイロ」「フユ」はその答えであり、
「樹海から死者があの世に旅立つ時に咲く花」って聞いた彼が動けなくなった場所には花が咲いていたり、
なんかタクミって自分の分身?それとも彼女の奥様?って思いながら見てました。
アーサーの浮気だけじゃなく、奥さんを愛していたといったアーサーを赦そうとしてたような気がします。
だから、タクミと出会い、いろんな話をしているうちに、
彼は生きる道になったんじゃないか。。。そんな感じもしました。
マシュー・マコノヒーは抑えた感じだけど、絶望から這い上がった感じがすごかった。
謙さんは本当に存在感あるな~って思いました。
余韻がのこるいい映画だったな~
Nakajiの満足度 ★★★★(4.0) 5/4 劇場鑑賞 26作
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