雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
'15:米
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◆原題:DEMOLITION
◆監督:ジャン=マルク・ヴァレ「わたしに会うまでの1600キロ」「ダラス・バイヤーズクラブ」
◆主演:ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ、クリス・クーパー、ジューダ・ルイス、C・J・ウィルソン、ポリー・ドレイバー
◆STORY◆ディヴィス(ジェイク・ギレンホール)は、出世コースに乗り、富も地位も手に入れたウォールストリートのエリート銀行員。高層タワーの上層階で、空虚な数字と向き合う味気ない日々を過ごしていた。そんな仕事へ向かういつもの朝、突然の交通事故で美しい妻が他界。ところがディヴィスは、一滴の涙も出ず、哀しみにさえ無感覚になっている自分に気付く。自分は妻のことを本当に愛していたのだろうか……。そんななか、「心の修理も車の修理の同じことだ。まず隅々まで点検して組み立て直すんだ」という義父(クリス・クーパー)の言葉が契機となり、ディヴィスは身の回りのあらゆるものを破壊し始める。会社のトイレ、パソコン、冷蔵庫、妻のドレッサー、そして自らの結婚生活の象徴である“家”さえも……。やがてディヴィスは妻が遺していったいくつものメモを見付けるのだが……
『ダラス・バイヤーズクラブ』などのジャン=マルク・ヴァレ監督と、『サウスポー』などのジェイク・ギレンホールがタッグを組んだ人間ドラマです。
妻を亡くしても泣くことができず、自分の周りにあるものを破壊することで再スタートしようとする主人公の葛藤を描きます。
ジェイク・ギレンホール扮する主人公デイヴィスは一見エリートコースに見えるんだけど、
コネ入社で言いたいことも言えず、というか感情がほとんどみえない感じの男性だよね。
そんな彼を戸惑わせたのは、妻が死んだのに悲しくもなんともないということ。
彼女に愛情が全くなくなったのか?それともどうなのか自分でも感情がまったくわからないんだよね。
自分が普段とちがって、こわれているのも自分自身が分かってないんだよね~
そこで彼がとったのは、ぜんぶ真っ新にしようってこと。
冷蔵庫をぶっ壊して、家をぶっ壊して、彼女との思い出も真っ新な状態にしてしまう。
その先に何が見えてくるのか。。。
でも、リセットしたら何かみえてくるかもって思うのはわかるわ~って思った。
やっぱりリセットしたい時、結構ものとか捨てるしね~壊しはしないけど。。。(笑)
とにかく、ギレンホールの感情のない表情での演技がすごかった。
そして、包み込む感じのナオミ・ワッツがきれいだったな~
感情の見えない彼、両親からしてみたら、この男は泣きもせずって言いたいところだと思うけど、
自分の不器用さに気が付きというか、最後はちゃんと泣けたとき、
妻を愛していたことに気が付いたとき、不器用な彼がなんか愛しくなったな~
Nakajiの満足度 ★★★★(4.0) 5/25 劇場鑑賞 30 作
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(字幕版) | |
ブライアン・サイプ | |
メーカー情報なし |
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う [Blu-ray] | |
ジェイク・ギレンホール,ナオミ・ワッツ,クリス・クーパー,ジューダ・ルイス | |
TCエンタテインメント |
その壊すしかできない不器用さがとってもせつなくて、
なかなか見ごたえありましたね。
私もジェイク好きです!器用ですよね~本当に!
なんか、ちょっと変わってるけど切ないですよね。
壊すことで生み出す。みたいな感覚。
ジェイクは何やってもいいなーと。
来月の新作もめちゃ楽しみです!