天国はまだ遠く by瀬尾まいこ
◆STORY◆仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。
心にしみる清爽な旅立ちの物語。。。
これ映画化になったんだね。案の定富山でははいらないんだよね。。。
Nakajiは瀬尾さんの作品は大好きです
あったかくて、せつなくて、じわじわと感動がでてくるそんなところが大好きです
だって日常をたんたんと描かれているんだけどさあ、これが感動していくんだよね~
生きる事に苦痛を感じ、自殺しようと思い立った千鶴が辿り着いたのは、山奥の民宿。
そこで思いがけずたくさんの素敵なものに出逢って…。っていう作品なんだけど、
まず主人公が、自殺しようと睡眠薬を飲むんだけど、すっかり快調に目覚めてしまうんだよね。
睡眠薬を飲んだから、熟睡できているところから、ちょっと笑えた。
たしかに。。。どんだけ飲めばなんてわかんないしね~
そんな千鶴にたんたんと話しかけてくる田村が面白い
自殺するんなら、あの橋にとかさあ。。。
笑えない会話なのに、普通に会話している2人がまた面白い
たぶんこの自然・そして素朴な人々に癒されていくんだろうね。
こんなところにいたら、二度と戦場のような日常に戻れなくなっていってしまう。。。
でも私のいる場所はここではないって思って旅たっていくんだけど
Nakajiは田村が彼女にいった言葉がとっても印象的だった
「こんなすげー自然にいるのに、やっぱりここは孤独だ。。。」
何もとらわれずに生きるためだけに毎日を送る生活なんだけど、
なんか田村の言葉ってわかるよね
たんたんとすごす毎日に、自分ではとっても自由で楽なんだけど、
世間からとりのこされているようなそんな不安がすてきれてないんだろうね。
それはわかるな。。。
やっぱり瀬尾さんの本は本当にジーンと癒される。
みんなが背伸びもせずに等身大の姿が描かれているそんなところが好きだな~
あったかい気分になったわ。この映画みたいよ~
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