めぐり逢わせのお弁当
'13:インド=フランス=ドイツ
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◆原題:DABBA
◆監督:リテーシュ・バトラ
◆出演:イルファン・カーン、ニムラト・カウル、ナワーズッディーン・シッディーキー、デンジル・スミス、バーラティー・アーチュレーカル、ナクル・ヴァイド、ヤシュヴィ・プニート・ナーガル、リレット・デュベイ
◆STORY◆インドの大都会ムンバイでは、ダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人たちがランチタイムに弁当をオフィスに届けて回る。ある日、主婦のイラ(ニムラト・カウル)が心を込めて作った弁当が誤ってサージャン(イルファン・カーン)のもとに届く。イラは料理を通じて夫の愛を取り戻したいと願い、妻に先立たれたサージャンは久々の手料理の味に心動かされる
本作で長編デビューを飾るインドの新鋭リテーシュ・バトラが監督と脚本を務め、インドの弁当配達システムを題材に描くドラマです。
この男の人どっかでみたことあるって思ったら、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の人だったんだ~なるほど・・・
映画はインドを舞台に、誤って配達されたお弁当をきっかけに、孤独や悩みを抱えた男女が交流を深めてゆく姿を描いているんだけど、インドのお弁当のシステムって面白いな~って思いながらみてました。
弁当屋もあれば家族からのお弁当は後から弁当屋が配達する。
どうやってわかるんだろう?間違いはないのかしら?って思いながら見てたけど、
やっぱり間違いってあるよな~って思いました(笑)
中にちょっとした手紙を添えてお弁当を送るようになったイラ、それに気づいたサージャンも、
食べ終わった弁当箱に短いメモを残すようになり、弁当箱を介して2人の交流が始まる。
やがてイラは、夫との冷え切った毎日に対する不満を吐露するようになるんだよな~
文通っていまどき?って思うけどこれがまた凍りきっている二人の感情が和らいでいって、
弁当の時間がとっても幸せなひと時なのがすっごくわかるんだよね~
なんかここ最近のインド映画見て思ったんだけど、
インド映画の女性は、社会的地位が低いんだよね。昔の日本みたい。
閉塞感とか家族にはっきりものを言えないんだよね~
だからこそ、手紙だからこそ話しできる部分もあるんだろうな~って思います。
またこの映画みてて思うのは、社会地位の低い人がやっぱりまだいるんだよね~
これが現実なんだろうな~って思いながら見てました。
会おうって言われて会いにいかなかった主人公だけど、
今度は自分で会いに行こうって感じの終わり方でよかった。
インド映画って踊るだけじゃなく、こういったじっくーりと描かれるインド映画も好きだな~
Nakajiの満足度 ★★★(3.5) 10/11 劇場鑑賞 85 作
この映画本当に話の続き見たいって思いました。
踊りが長いとなんの話だったっけ?って感じになっちゃいます(笑)
ダンス長いと疲れちゃうんですよね。
話の続きが気になります。