かぐや姫の物語
'13:日本
'13:日本
◆監督:高畑勲「ホーホケキョとなりの山田くん」
◆主演:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院光、宇崎竜童、古城環、中村七之助、橋爪功、朝丘雪路、仲代達矢、三宅裕司
◆STORY◆今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり……
数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメです。
日本で最も古い物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫はどうして地球に生まれやがて月へ帰っていったのか、知られざるかぐや姫の心情と謎めいた運命の物語えがいています。
いやーーーー本当に見終わった後、ふーーーって息をつきました。
結構集中してみてたから疲れたのもあるのかしれないんですがね。。。
私の中でのかぐやひめってよく知らなくて、竹から生まて月に帰る。
彼女は人間じゃなかったのね~みたいな印象しかないんだよな~
だからしょっぱなから、「姫の犯した罪と罰」って何?ってところからスタートしました。
かぐや姫が、姫は犯した罪を償うために地上に降ろされたって知りませんでした。
だからそう考えながら知っている物語を見ていると、内容もちがって感じるというか、
あーーーそういうことか。。。って思いながら見ておりました。
かぐや姫は日本の世界に憧れたからなんでしょうね。
虫や鳥や動物たちのように生きることに憧れたから罪になったんですかね。
でもそれだけじゃなくて、結婚したくないってことで無理難題をいい、
5人の男の人の運命を変えたこと、自分を拾ったために起こった翁の犯した罪と罰。。
なんかいろいろなんだろうね。
幼い姫が近所の子たちに「たーけの子!」って呼ばれ遊んでいた日が一番幸せだったんだろうな~
監督の絵をみててこれが日本のアニメなんだろうな~って改めて思った。
水彩画のような映像が柔らかく、子供は愛くるしい、そして風や自然。。。
先に声をとったからか、映像と声に違和感がありませんでしたね。
そして柔らかいはずの絵なんだけど、むかってくる情熱はすごいものがありましたね。
音楽もすばらしかった~さすが久石譲さんって思ったよ。
劇中歌『わらべ唄』『天女の歌』と主題歌『いのちの記憶』は頭から離れなかった。
そして地井武男さんの声がね~泣けた。。。
高畑監督のオレのこの映画を見よ!!って思うような映画だったな~
8年の歳月、50億円の製作費か~高畑監督もこれが集大成だったなろうな~
Nakajiの満足度 ★★★(3.5) 12/1 劇場鑑賞 90 作目
かぐや姫の物語 サウンドトラック【特典:音源ディスク付き】 | |
東京交響楽団 | |
徳間ジャパンコミュニケーションズ |
かぐや姫の物語 ビジュアルガイド (アニメ関係単行本) | |
スタジオジブリ | |
角川書店 |
かぐや姫の物語 (角川文庫) | |
「竹取物語」,高畑 勲,坂口 理子 | |
角川書店 |
手描きで描いた力強さをものすごく感じた作品でしたね。
久石譲さんの音楽は、ほんとに素晴らしかったです。
宮崎監督も高畑監督も、これが集大成として取り組んだ
のがよくわかりました。
描き方は異なっていますが、伝えたいことは共通しているようにも感じましたね~。
こちらからのTB,間違ってお送りしてしまいました。
すみません。もしお手間でなければ、間違った方を削除してくださいませ。
とてもよく知っているお話だと思っていたけれど、
全く違うお話を観たという実感でした。
観ている間に、かぐや姫がどんどん好きになりました。
自分もかぐや姫は『竹から生まれた』とか『最後は月に帰る』とか、そういう骨格部分しかもう覚えていなかったので、高畑監督によって大胆解釈されたかぐや姫一個人に焦点を当てた物語はとても見応えがありましたね^^
それにあの水彩画のようなタッチにしても見た目は粗いですけど、場面によっては繊細さに溢れてますし、力強さも感じるので改めてアニメーションの凄さを感じてしまった次第ですねぇ。
この声に魂入ってましたよね!!
本当に集大成な大作でしたねー。
本当に知っている話がこんな風に描かれるのかって感心しました。
TBの件了解です。
そうそうかぐや姫ってそんな話だったの~ってとこから入ったので、なかなか見ごたえありました。
この水彩画っぽいのは好き嫌いあると思うけど、
やっぱりすごいな~って思いました。
去年見逃してしまったので、2014年の1本目に持ってきました。
クレパス画風の味のある画が印象的で、話も「竹取物語」そのままなのですんなりと入ってきました。
僕としても翁の行いは成金としか思えず、都に出てからの姫が本当に幸せだったのか疑問に感じたので、無意識に月に帰りたがったのは当然に思えました。
個人的には地井さんに熱演が過剰に感じてしまいましたが、この映画が遺作になってしまったんですよね。
ご冥福を祈ります。
なんだかかぐや姫が帰りたいっていうのがわかるような心境でしたね。