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パラサイト 半地下の家族

2020-02-16 22:54:22 | CINEMA(韓国)

 

パラサイト 半地下の家族
'19:韓国

◆原題:GISAENGCHUNG
◆監督:ポン・ジュノ「スノーピアサー」「母なる証明」
◆主演:チャン・ヘジン、チョ・ヨジョン、イ・ジョンウン、イ・ソンギュン、パク・ソダム、ソン・ガンホ、チェ・ウシク


◆STORY◆日の光も電波も弱い、半地下住宅で暮らすキム一家。父のキム・ギテク(ソン・ガンホ)はこれまでに度々事業に失敗しており、計画性も仕事もないが楽天的。元ハンマー投げ選手の母チュンスク(チャン・ヘジン)は、そんな不甲斐ない夫に強く当たっている。息子のギウ(チェ・ウシク)は大学受験に落ち続け、娘のギジョン(パク・ソダム)は美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない。しがない内職で日々を食いつないでいる貧しい彼らは、皆、普通の暮らしがしたいと願っていた。ある日、ギウを訪ねて、受験を勝ち抜き今や名門大学生となった友人ミニョクがやってきて、留学する間、彼に代わって家庭教師をしないかと持ち掛ける。受験経験は豊富だが学歴のないギウが向かったのは、IT企業の社長パク・ドンイク(イ・ソンギュン)の自宅である、高台に佇むモダンな建築の大豪邸だった。偽造した大学在学証明書にさほど目を通す様子もなく、若く美しい妻ヨンギョ(チョ・ヨジョン)に娘ダへの部屋へと案内されるギウ。受験のプロのギウは少し授業をしただけで母と娘の心をすっかり掴んでしまう。帰り際、落ち着きのないパク家の末っ子ダソンは、紹介したい家庭教師がいると提案。後日、ギウは妹のギジョンを連れて豪邸を訪れ、ギジョンはダソンの美術家庭教師となる。どの家庭教師も1か月も続かなかったというダソンを恐るべき速さで手なずけ、二人はあっという間に一家の信用を得ていった。そして、ギジョンは次にある仕掛けをし……。

2020年のアカデミー賞の作品賞を受賞。英語以外の映画で史上初の快挙。監督賞、脚本賞、国際映画賞
第72回カンヌ国際映画祭でパルムドール


『母なる証明』などのポン・ジュノが監督を務め、第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した人間ドラマ。裕福な家族と貧しい家族の出会いから始まる物語を描いてます。

『グエムル -漢江の怪物-」などのポン・ジュノが監督とソン・ガンホ。この二人で面白いわけないって思いながら見ておりました。
ずっと初日にみてたんだけど、ネタバレなしのほうが面白いとおもい、ずっと黙ってました(笑)
これはすごい映画みたな~って感じです。これってさあ、みる人によって感想がわかれる気がするな~

韓国の格差社会を描いている映画です。
ドラマとかをよく見てるからか、屋根裏、半地下に住むって貧困家庭ってイメージがある。
実際にびっくりするのが、全世帯の2%、36万世帯が半地下住居ってことかな。
結局、北朝鮮の攻撃を想定したシェルターにすんでいるんだから、光もはいらない。
また、汚物が浄化槽から逆流しないよう、トイレは部屋でいちばん高いところに設置されている。
衛生上すごくいいって言えないところに今の時代生活しているのかと思うとぞっとする。
これじゃあ、かび臭いだろうなって思ってしまう。その匂いが映画でも話にあがる匂いなだろうな~

でもさあ、匂いに気が付くあたりで、何の不信感や違和感を持たないんだろうかって思うんだけど、
結局、この家族も、家政婦や運転手いろんな人に頼らないと生きていけないんだよね。
「パラサイト=寄生する者」ってどっちがなんだろうって考えたりもした。

でも、パク一家に寄生していくかの計画は面白かった。
へーーなるほどな~って入りこんでいくことにまた面白さも感じた。
留守中の家で、裕福な家庭になれたわけでもないのに満足度もある。
でも・・・・この後半からが話ががらーーって変わるよね。
キム一家の最終目標は、家族全員が無職状態から抜け出すことだったのに、何かが変わってしまったよね・・・・
Nakajiは避難所のお父さんの言葉がすごい印象的だった。
『計画しなければ失敗もない』この言葉ってすごいね。
だって、何も感情もたずにただ生きていけってことだよね。
でも、ラストは彼は、父親を敬い、家族の再起を目標にしたからこそ、これから生きていけるんじゃないかって思いました。

これ間違いなく見る人によって感想って変わると思う。
富裕層っていうか上の人がみると、やっぱり人間は格差社会で絶望から這い上がれないのかっていうことで終わるんだと思う。
でも、やっぱり私は、絶望だけじゃなく、生きていくために目標があるってだけでも彼は幸せなんじゃないかって思ってしまいました。

格差社会って韓国だけじゃなくていろんな国でも問題になっているんだろうな~
戦争ものより今はこっちのテーマのほうが気になるんだろうなって思いました。

でもこの映画、アカデミーとったから見てみたい~ってだけで、見に行くと、みんな痛い目にあうような気がするわ(笑)

Nakajiの満足度 ★★★★(4.0) 1/10  劇場鑑賞 2 作

 

 

 



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (yukarin)
2020-02-21 15:33:36
ポン・ジュノ監督作品は好きだな。
アカデミー賞もたくさん取っちゃったし韓国映画が熱い!!
前半と後半で全く違う展開に驚き、最後までどうなるのかわからない面白さがあったね。
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快挙 (NAO)
2020-02-22 01:01:20
作品賞、獲りましたね!
外国映画作品賞は獲る!と思っていましたが
まさか作品賞までオスカーとは!

受賞したおかげで上映館増えたからびっくりです(笑)
そうそう、うちの娘が「受賞したからどんな感じかな」的に見に行き、
衝撃受けて帰宅しました(笑)
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面白い! (ノルウェーまだ~む)
2020-02-22 22:59:12
こんばんは☆
これとーっても面白かったですね♪
確かに「計画がなければ失敗もない」って結構深い気がします。
格差社会に絶望せず、最後のシーンのようにいつかあの豪邸に住む人になって、無事救出できるよう目標をもって生きていく活力になるといいですよね♪
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>yukarin (Nakaji)
2020-03-07 20:43:04
私も、ポン・ジュノ監督作品好きだわ。
脚本はすごいな~って思ってみてた。
でも、作品賞は違う作品のほうが好きだったな~(笑)
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>NAOさん (Nakaji)
2020-03-07 20:44:01
こんにちは。
やっぱり!!!!受賞だけで見に行った人はとっても大変なことになる作品ですよね(笑)
私もまさかオスカーまでとるとはおもってなかったでしたわ・・・
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>ノルウェーまだ~むさん (Nakaji)
2020-03-07 20:44:53
こんにちは!
そうそう!言葉ひとつひとつ闇が深いな~って思いながら見てました。
本当にいきる活力をもっていきてほしいって思いました。
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