C’est joli ここちいい毎日を♪

セジョリ♪映画三昧・舞台三昧・食などなど自分の好きなことを!映画はネタバレありが多いです。

フォックスキャッチャー

2015-06-10 21:20:34 | CINEMA(は)
フォックスキャッチャー
'14:米


フォックスキャッチャー Blu-ray


◆原題:FOXCATCHER
◆監督:ベネット・ミラー「マネーボール」「カポーティ」
◆出演:スティーヴ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロ、シエナ・ミラー、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、アンソニー・マイケル・ホール、ガイ・ボイド、ジェームス・ブラット・ライス、ジャクソン・フレイザー、サマラ・リー、フランシス・J・マーシー三世

◆STORY◆レスリングオリンピック金メダリストでありながら、練習環境にも恵まれず苦しい生活を送っているマーク(チャニング・テイタム)は、ある日デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)からソウル・オリンピック金メダル獲得を目指したレスリングチーム“フォックスキャッチャー”の結成プロジェクトに誘われる。自身のトレーニングに専念できること、そして彼が崇拝する兄デイヴ(マーク・ラファロ)の影から抜け出すことを願うマークにとってそれは夢のような話であった。名声や孤独、欠乏感を埋め合うよう惹き付け合うマークとデュポンだったが、デュポンの移り気な性格と不健全なライフスタイルが徐々に二人の風向きを変えていく。そんな中、マークと同じ金メダリストであるデイヴがチームに参加。だが、次第にデュポンの秘めた狂気が増幅され、誰もが予測できなかった事態へと発展していくのだった……。

富や名声、孤独といった心の暗部でつながれた富豪と金メダリストの病的な心理を描き出しています。

96年に起きたデュポン財団御曹司によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件なんだね。
この事件全然覚えてないんだよね・・・こんなことあったんだ~って思いました。

第67回カンヌ国際映画祭で監督賞に輝いたんだね!この映画!
カンヌ作品ってあんまりNakajiあわないってイメージあったんだけど、これは面白かったな~

とにかく映画の作り方というか好きだった。
金メタリストなのになんか孤独でぱっとしないマークと、同じ金メダリストで兄弟なのに幸せで堅実な家庭生活をやっているデイヴが描かれているんだよね~
兄に依存しているって弟?んーーーそんなことより、かれの生活の必需品だったんだろうな~兄貴の存在って。
不幸な生い立ちで兄が親の代わりなんだろうな。そして性格は正反対。
だから兄ちゃんは社交的だから外にいても人がよってくるんだけど、弟のほうは、まったく人がよってこないんだよね~
練習相手も兄だけ。兄に依存しているんだけど、兄に劣等感を感じているんだよね。

そんな彼がはじめて自分だけを認めてくれたって思った相手が、
アメリカ有数の大富豪デュポン財閥の御曹司ジョンなんだよね。
破格の値段で自分を読んで認めてくれる彼に対してマークは尊敬をいだき、
一人の人間として認めてくれた彼のためにがんばろうってがんばっているんだけど、
なんか心がすれ違っていくんだよな。二人とも似たものどうしなんだよね~
悲しみ、怒り、憎しみ、寂しさ、遣りきれなさ、様々な負の感情満載で、孤独なんだよ。
二人をみてると感情移入していくというかやりきれなくなってしまいました。
なんか遣り切れなさに泣けきちゃいました。
孤独すぎるからどうすればいいのかわからない、とにかく離れてしまわないとって思ったんだろうな~
そんなときに結局頼りになるのは結局は自分とタイプが違う兄貴なんだよね。
ジョンも自分が母の呪縛から解放されたとき、自分に残るものが何もないんだよね。
母親に認めてもらいたいってだけで生きてきたけど、
結局すべてお金で物言わせてきたひとだから心からの友もいない。
自分のことを本当にみとめてくれる人もいない・・・だからこそ、デイヴを逆恨みしたのかね。
んーーー逆恨みなのかな?それとも自分にはなんもなくなったのに、自分がフォックスキャッチャーにいる限り、
マークにも報酬をあげてほしいっていってくれる兄をもっているマークを逆恨みしたのか・・

スティーヴ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロ素晴らしかった!
マーク・ラファロなんてさあ、はじまりのうたみた後だったから、えっ?同じ人って思ったもん。

閉塞感の映画だったけど、私はなんか好きだったな~
人間の底にある感情っていうか、誰もがもってる劣等感とかさあ、
どうすることもできない感情を描いているな~って思いながら見てました。

Nakajiの満足度 ★★★★(4.5) 5/4  劇場鑑賞 34 作
フォックスキャッチャー Tシャツ付Blu-ray BOX(初回限定生産)
スティーヴ・カレル,チャニング・テイタム,マーク・ラファロ,ヴァネッサ・レッドグレイヴ,シエナ・ミラー
KADOKAWA / 角川書店

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4 コメント

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Unknown (mig)
2015-06-13 11:38:12
こちらにも。
オスカーノミニーとかで期待しすぎちゃったかなー
でした。
カレルの変わり様やチャニング、いい人ラファロさんが良かったので引込まれてみれました~★
内容は実話でいじり用がないだけに怖いけど話は物足りなかったな。
返信する
>migさん (Nakaji)
2015-06-15 12:01:53
ありがとうございます。

>カレルの変わり様やチャニング、いい人ラファロさんが良かったので引込まれてみれました

本当に、あっはじまりの歌の一緒の人?ってあとからわかったくらいで、引き込まれていきました。

確かに実話をたんたんと描いていたって感じの映画でした。私はそれがまた好きでした。
返信する
Unknown (potere)
2015-06-16 20:12:24
はじめまして。
中学生の頃から映画が好きで、と言っても、当時はテレビで観ることが精一杯で
年に数回、父に連れて行ってもらう程度でしたが。
今現在も映画に対する興味は薄れることはなく、ホラー以外であればどんなジャンルでも観るのですが
中には食わず嫌いに近いジャンルもあって(今回はシンデレラでした^^)、
観る前に観た方の感想をと思い参考にさせていただきました。
今週末にでも、ゆっくり観て楽しもうと思っています。
PS:他にも楽しい記載がたくさんあり、読者登録をさせていただきました。
返信する
>potereさん (Nakaji)
2015-06-16 22:05:41
はじめまして。
読者登録までありがとうございます。

私もホラー以外が多いのですがまた参考にもなるかどうかの感想文ですが(笑)
これからもよろしくお願いいたします。
返信する

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