千年の愉楽
'13:日本
'13:日本
◆監督:若松孝二「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」「キャタピラー」
◆出演:寺島しのぶ、高良健吾、高岡蒼佑、染谷将太、井浦新、佐野史郎、山本太郎、石橋杏奈、大西信満
◆STORY◆年老いたオリュウノオバ(寺島しのぶ)の脳裏に、この紀州の路地で生まれ、女たちに愉楽を与え、散っていった男たちの思い出が駆け巡る。自らの美ぼうをのろうように生きた中本半蔵、生きることを強く望んだ田口三好、北の地でもがいた中本達男。彼らの誕生から死までを、助産師をしていたオリュウノオバは見つめ続けていたのだった。
井浦新さんと大西信満のトークライブもあわせて行ってきました。
紀州出身の作家・中上健次が故郷を舞台につづった同名小説を、「キャタピラー」「海燕ホテル・ブルー」の若松孝二監督が映画化した人間ドラマです。
2012年10月に交通事故で死去した若松孝二監督の遺作となった「千年の愉楽」です。
富山には9月にトークライブで来られていたので、びっくりしました。
その時に次はまたトークライブにきますって言っておられたのですが、
新さんが大西信満を連れてトークライブに来てくれました!!!
若い男たちの奔放ながらも悲しい生と性を、この地で見つめ続けた老女の視点で描き出しています。
映画は若松ワールドでしたね。
山の斜面に張りつくような集落風景の中でいきる荒々しい男たちや家族の呪縛。
そしてきってもきれない女たち。。
とにかく3人の男たちがよかったね~
中でも高岡蒼佑さんが本当によかった!!びっくりしたよ。
これとっているとき彼は大変なときだったって新さんが言ってたな~
でも本当に魅力的な男になっていたね~
オリュウノオバって若松監督からしたら聖母なんだろうな~
自分が取り上げた男が傷つき悩み。。そして聖母のように抱きしめてあげる、
これが聖母なんだろうな~
本作は、中本の血を引く「男」と、イザナミの化身である「女」・オリュウが奏でる「千年の愉楽」か。。
Nakajiにはちっと難しかったな。。。
Nakajiの満足度 ★★★(3.0) 6/9 劇場鑑賞 50 作目
千年の愉楽 [Blu-ray] | |
寺島しのぶ,佐野史郎,高良健吾,高岡蒼甫,染谷将太 | |
アミューズソフトエンタテインメント |
千年の愉楽 (河出文庫―BUNGEI Collection) | |
中上 健次 | |
河出書房新社 |
これ、私結構好きです。
テーマは難しいですね。「血筋」だから。
そこの濃さなのでしょう。
若松監督らしい作品でした。合掌。
若松監督らしいな~とは思いましたね。たしかに。。
>テーマは難しいですね。「血筋」だから
そうそう、これがなかなか単純なように見えてむずかしかったです。