平成30年10月6日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で
公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)秋季吟道大会が開催されました。
今回紹介します吟詠は、プログラム番号5番目に登場した
吟者 大陽日酸本社教場 平原正洲さん(「静夜思」)です。
詩文は以下の通りです。
静夜思 李白
牀前(しょうぜん)月光を看る 疑ごうらくは是れ地上の霜かと
頭を挙げて山月を望む 頭を低れて故郷を思う
平原さんから寄稿してもらいました文面は下記の通りです。
私(平原正州)は10月6日(土)青葉区公会堂で開催された修神会秋季大会において、
唐時代の代表的詩人・李白の「静夜思」に挑戦してみました。
詩文は一見簡潔そうながら、当時の中国の雄大さと澄み渡った空気を満喫させてくれる名文です。
◎詩の内容は
牀前月光を看る 疑うらくは是れ地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み 頭を低れて故郷を思う
◎この詩のこころほ「吟道範典」に細かく記されており、
今回は これを引用させてい戴きます。
『静かな夜、詩聖李白は寝床の前に起き出て、物思いに沈んでいます。
地面があまりに白いので霜かと思うと山上に月が白く冴えているのでした。
月を眺めているうちに、故郷を思いだして、知らず知らず
首をうなだれる李白の姿。そこに永遠の美しさを感じられます。』
それでは、どうぞお聞きください。
最後まで、お聴き頂きありがとうございました。
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