私たちは公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。
日本吟道学院では年に2回昇段審査があります。
最初、詩吟の勉強を始めますと初段に挑戦します。
令和元年下期(12月)に開催されました昇段審査で、林敬吟さんの二段挑戦をご紹介します。
林敬吟さんは2、3年前、私の教場に参加されました。この様子をご覧になった方が、少しでも詩吟へ
参加してもらえるとうれしいな~と思って、ブログで発信しています。
昇段審査吟詠と講評・アドバイスを約5分間の動画に収めましたのでご覧下さい。
楓橋夜泊 張継
月落ち烏啼いて霜天に満つ
江楓漁火愁眠に対す
姑蘇城外の寒山寺
夜半の鐘声客船に到る
「楓橋夜泊 張継」の詩の心(日本吟道学院吟道範典より転記)
張継が楓橋で船泊りした時の作です。夜中の作だとするのが通説ですが、
明け方という議論もあり、やかましい詩ですが、絶唱たるを失いません。
寒々とした空に啼く烏、川岸の楓を照らし出すいさり火、
おりから響く寒山寺の鐘の音、しみじみ旅愁がわいてきます。
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