吟道範典の一つに渡辺吟神先生が著された「吟神作品集」があります。
最初の章は「一日一吟、これを吟じ、これを実践して、幸福をつかんでいただきたいと祈りながら」の
前書きの基、「万人幸福之詩」等、多数の吟譜が纏められています。
私も座右に置いて、機会ある毎に修練しています。
昨年は、「万人幸福之詩」を紹介しました。
今年は歌入り吟詠の紹介で今月は「母さんの歌」を紹介します。
私自身、歌・カラオケは上手くはありませんので、大きな心でお聞き下さい。
1.歌詞と詩文
母さんの歌 渡邊吟神
歌 かあさんが 夜なべして
手袋あんでくれた
木枯らしふいちゃ 冷たかろうと
せっせとあんだだよ
ふるさとの便りは届く
いろりのにおいがした
木枯し黄昏 水車は巡り
老母は炉辺に独り 糸を編む
帰らんか 帰らんか 故郷の空
汽笛一声 北斗瞬く
2.吟詠をどうぞ
今回は吟詠伴奏にカノン(風景叙情)を使用しました。ご感想は?
平成30年12月の吟詠は渡辺吟神集から「歌入り 母さんの歌」を紹介しました。
私の故郷は長崎県大村市の田舎で、元気にしている母への
懐かしい想いから、吟詠に更なる感情移入が出来ました。
昨年の「今月の吟詠」は、渡辺吟神集から「人生の教訓」をテーマに取り上げました。
本年は新しいテーマのシリーズとして「歌謡入り吟詠」に挑戦しました。
では来年も是非お付き合い下さい。
ではまたお会いしましょう。
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