先週からの続きです。
詩吟に誘われた最初から、練習の都度「吟道精神」を唱和させられたが、
その中に『・・・中和の徳を養って気質の偏を救うものなり・・・』とある。
本来人は、『喜ぶ、怒る、哀しむ、恐れる、愛する、憎しむ、欲する』
と呼ばれる七つの情を備えているらしい。
七つの情は人が本来持って生まれた情であり、後天的に学ばなくても良いものとされている。
私は、その七つの感情が一切融合された時、
そこに中和が生じ、生命力が生まれ活力が湧き出でてくると理解している。
また融合とは、どの時点・状態・状況においても
すべての情が自他を含め適宜に作用・合体することと勝手に解釈している。
しかし私は未だその境地に達せず体得できないが、
いつの日でも良いので吟道精神『中和の徳』を会得したいものである。
草木はその位置で動かないが、地中では根が融合し、
空気中にあっては枝葉が気体と融合し交流することにより、
生命を維持し活力を得ていると同じ様に私たちは、
自然や同胞と交流・融合を続けることが当然生命力の源泉となっているのである。
この考えを基本におくことが私の幸せへの第一歩であり、
周りの人を幸せにすることにつながっていく。
このような働きが遮断すると全て反対に作用するので自分を戒めたい。
明日に続きます。
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