私たちは公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。日本吟道学院では年に2回昇段審査があります。
最初、詩吟の勉強を始めますと初段に挑戦します。初段を取得しますと、次は二段に挑戦します。
その次の挑戦は三段ではなく、初伝となっています。雅号が「洲号」に変わります。
初伝の次が三段、その上が四段です。
令和元年上期(5月)に開催されました昇段審査で、柳田泰洲さんの三段挑戦をご紹介します。
柳田泰洲さんの吟歴は3、4年前後ですが、この様子をご覧になった方が、少しでも詩吟へ
参加してもらえるとうれしいな~と思って、ブログで発信しています。
昇段審査吟詠と講評・アドバイスを動画に収めましたのでご覧下さい。
その前に、柳田泰洲さんが本稿に寄せて頂いた記事をそのまま転載します。
胡隠君を尋ぬ 高啓(明)
水を渡り 復 水を渡り 花を看 還 花を看る
春風 江上の路 覚えず 君が家に到る
片麻痺人生10年程度、横浜ラポールでのリハビリ活動は各々の目標に向けて
コツコツ継続する事によりさらに『楽しむリハビリ』が活き活きと湧き出します。
福祉吟詠教室もその一つ、もう3年乃至5年経過。
この詩文に有る様に、古き友人を訪ねて旅に出る時に眼にする風景はなんとも言えない「癒しの心」です。
蘇州辺りの水郷地帯をノンビリゆっくりと舟を運び友人の家にたどり着く様子を重ねて吟じました。
当に吟じ終わりて清風起るの心境でしょう。
追記:詩のこころ(日本吟道学院範典より転記)
題意からして、高啓が春の一日に同じく隠者の胡某を尋ねた時の作です。
頃は明代の初期ですが、政変の直後のこととて、乱を避けて、世を隠れ住む人が多く
作者も官を捨てて、故郷に帰っていたのです。
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