今回は漢詩の創作について
秋の季語による「庚」韻の宿題に対する創作第3作目です。
大村市の観光写真から抜粋(長崎空港入口付近)
いきなりですが創作漢詩は次の通りです。
長崎空港天正遣欧少年碑涙(仄起式「庚」韻)
遣欧石碑暗涙生 大和羅馬断腸声
時論逆順禁基督 西海秋懐無限情
読み下し分は下記の通りです。
長崎空港にて天正遣欧少年碑に涙す
遣欧の石碑 暗涙生ず 大和より羅馬(ローマ) 断腸の声
時論逆順 基督(キリスト)を禁ず 西海の秋懐 無限の情
この漢詩の評価は次の通りでした。
今回の課題・テーマは「晩秋閑居」、「山寺観楓」だったが、その課題に
沿っていない、平仄の間違い、和語・造語が見当たる、主語と述語に繋がりがない等、
添削できないということで、散々でした。「晩秋閑居」で秋季題と想うのも早とちり。
私は未だ「漢詩」を全く理解していません。想いだけではダメですね。
それでも一応「語句の説明」をします。
暗涙(人知れず流す涙)、大和(日本)、羅馬(ローマ)、時論(その時代の人々の議論)、
逆順(逆の順序)、基督(キリスト)
「詩の心」は次の通りです。
私の故郷は長崎県大村市で長崎海上空港があります。
空港に降りると天正時代ローマに派遣された四聖人碑があります。
日本からローマに向け夢多き少年の断腸の声が聞こえます。
ローマから帰国した時、世情は逆転、キリスト教禁止令が発布されています。
秋の西海にて想うに、彼らの功績・勇気を無限の情と感じます。
私は偉大な聖人を生んだこの大村市が大好きです。
以上です。またお会いしましょう。
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