JUNSKY blog 2015

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投機マネーの暴走

2008-03-13 21:58:32 | 経済
 ガソリンは言うに及ばずあらゆるものが値上がりしているし、今後も大幅な値上がりが続くことが確実だ。
 鉄鉱石は、買い取り価格が65%も上がった。

 ただ、騙されてはいけないのは、原油の値上がりの一つの要因は、ドル安による相対的値上がりも含まれていることである。
 この点を見落とさないようにしなければ、アメリカのいいなりになって実際の値上がり以上の負担を日本国民は負わされることになる。
 今日は、1ドルがいよいよ100円を切ったという話であるから、同じドル価格ならより安く買えることを確認しておかなければならない。

 一方で、アメリカのヘッジファンドを中心とする投機マネーがあらゆる『相場商品』に有り余った金を回して買い占めることにより投機商品の世界的高騰を招いているのも歴然たる事実である。

 そのストーリーがまた腹の立つ筋書きである。

 まず、『相場商品』の典型であると伴に全ての生産・サービスの血液たる原油をターゲットにして買い占めた。
 その結果、輸送コストの急騰もあって、あらゆる業種で利益率が低下し、中小企業はもとより、さまざまな企業収益を悪化させた。
 それは、非正規労働者を典型として労働コスト削減の圧力となり、格差・貧困が拡大した。
 
 要するに、ヘッジファンドなどの投機資本は、労働者や中小企業を初めとする弱いところから大規模な搾取・収奪を行ったのである。

 この話には、まだまだ続きがある。

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