Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

卒業

2018年03月10日 | 学校生活
昨日は卒業式。もらった花束と式次第リーフレット。
朝食を摂りながら3年間を振り返る… 
長く辛い日々だったが,今となれば全てが楽しい思い出だ。生徒たち,ありがとうheart





4年ぶりに持った担任。2度目の3年持ち上がりクラス。初めての理数科。おそらく最後の担任。

 自身の教員生活の総決算と意気込んで臨んだが・・・ 果たして結果は色んなことを考えさせられたメモラブルな3年間だった。

 担当してしばらくしてから,頭に浮かんだのは,有名な学園ドラマ「金八先生」の最終シリーズ。その1回目,いつものように3年B組を担当する金八先生だが,流石の金八先生も,今どきの生徒の変容に応できずに右往左往する姿が描かれていたが,まさにそんな感じだった。

 前回担任したときまで通用していた手法が通じないbikkuri思い描いた軌道上に生徒を載せることができないhekomi生徒同士のコミュニケーションが希薄で,期待していた集団の自浄能力が機能しないhi

 「怒りと叱りは違う。生徒の誤りを正すときには穏やかに叱らねばならない」という恩師の教えを忘れ,焦りの余り,壇上で怒りを露にすることも何度かあった。
  
 やっぱり自分の子供よりも下の世代の子たちには,もう私では駄目なのか? 悩んでいた私に答えをくれたのは一人の生徒だった。

「先生は最初の頃みたいに,ゆったりしててくれれば良いんじゃないですか」wink

 なるほど,教員生活の総決算とか,力みすぎていたか・・・ とりえあえず原点に返り,生徒一人一人の生き方を受け入れてみるか 

 それでも まだ怒っちゃったり,うまくできないこともいっぱいあったが,何とか笑顔でいる時間を増やすよう努力した。

 カリキュラムの合間を縫って,SSHのイベントを組み込み,生徒たちに様々な体験をさせた。
 かずさDNA研究所,千葉県環境研究所,台湾などなど・・・・
 よく,過ぎてしまえばあっという間というが,今回は長いなあ~という感じだったbe
 
 最後のHRでのお話,何を話すか迷ったけど,人生を豊かにするのはSSHという話をした。

 先ずはSTUDY 学ぶということは,自分の成りたい人物に自分を変えていくってっこと 人は学び続ける限り,限りなく理想に近づいていける,希望を持って生きていけるんだ。

 次はSMILE 苦しい時こそ笑顔を忘れない 笑顔があれば仲間と力を合わせきっと乗り越えていける。

 最後はHEALTH 心も体も健康でいてください。健康でないと人生楽しめないですから

 何人の子たちが覚えてくれるかわからないけど,それども先生がこの3年間で感じた大切なことを3年間一生懸命取り組んだSSHの言葉によせて伝えたつもり

 夕方の学校,誰もいなくなった3年H組の教壇に立つ。思い浮かんだのが金八先生の最終回。
 様々な苦難を気力を振り絞って乗り越えて生徒たちを送り出した金八先生が黄昏の教室で黒板をきれいに消し,静かに去っていく姿。

 それに倣うわけではないが,黒板を消しながら呟く オレはダメだったな・・・熱意も体力も全然足んないや,金八先生にはなれなかったな・・・・horori

 でもしょうないよ,それがオレなんだから 

 そして3HもSSHもさよならだ この先に何が待っているのか 神のみぞ知る それでも 前を向いて進むしかない!

 大家,感謝你們,再會吧, 向前走! 

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