じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

日本航空石川 御所実 大阪桐蔭 東福岡 京都成章 桐蔭学園

2019-12-28 21:54:01 | 高校ラグビー
✳️FW
日本航空石川:1列目はあんこ型揃い。ロックは二人ともラインアウトのジャンパーとして理想的な体型。エイトの留学生はとにかくでっかくごつい。スクラムでは相手ボールでしっかりプレッシャーをかけ、マイボールでしっかり踏ん張る。
御所実:皆でかく分厚くごつくサイズに穴なし。
大阪桐蔭:こちらもサイズに穴なし。スクラムでも基本相手より勝る。モールで圧倒する場面も。1列目の選手が入れ替わっても、FW戦を優位に進める。
東福岡:1列目や第3列等でかく分厚く見るからに強そう。ロックはジャンパーとして理想的な体型で、ラインアウト安定。1列目の選手が入れ替わっても、その強さは変わらず。
京都成章:とにかくでかいです。
桐蔭学園:1列目はあんこ型揃い。エイトもしっかりしてる。ロックはジャンパーとして理想的な体型に見える。

✳️BK
日本航空石川:後ろ5人はやや線が細く見えた選手を相手から割りと遠いところへ、分厚い体型で見るからに強そうなのを中央付近に配置する理想的なポジショニング。留学生13の突進は迫力十分。
御所実:バックスの選手も皆分厚さを感じさせる体型で強さを感じさせる選手ばかり。
大阪桐蔭:バックスも分厚さを感じさせる体型の選手が多く見るからに強そう。雨でボールが滑るなかでも、展開ラグビーの最中でのノックオンが少なかったあたりに、ハンドリングの確かさを感じさせたように思います。
東福岡:バックスも筋肉の厚みを感じさせる選手が多く見るからに強そう。球だしが少々遅れても強引につなぎきる速さと強さを誇る。
京都成章:バックスは展開というより個々の突破の速さが目立つ。
桐蔭学園:SHからの球だしが終始速く精度も高かったです。ノックオンが少なくハンドリングの精度が非常に高く感じました。

✳️日本航空石川
FWは大阪桐蔭相手でもある程度がっぷりと渡り合えそう。それが出来たという前提で、スクラムハーフからの展開ラグビーがどれだけ機能するかが、大阪桐蔭撃破への鍵かと思われます。

✳️御所実
この日は大勝でしたが強敵を相手にしたときは本来はFW中心にディフェンスで踏ん張るのが持ち味かと思われます。BKはFBの突破が強敵相手にどれだけ機能するかが鍵かと思われます。1列目の選手も含めてキックからの攻撃をどこからでも仕掛けられるのも強み。悲願の全国制覇への1番の鍵は、控えの1列目の選手達の頑張りにあるのかもですね。

✳️大阪桐蔭
前半は強敵を想定したゲーム運びが目立つ。横綱相撲をしようとしすぎて受けにまわってしまったことが、前半手こずった要因に映る。No8奥井選手の強烈な突破が強敵相手でも機能するか。ラストプレーで高校ラガーマン精神より勝負に徹したプレー選択をどう見るか。といったあたりが、2連覇の鍵かも知れません。

✳️東福岡
今季もチームとしての破壊力は大会屈指。細かい部分でやや粗く見えた点が競った展開でどう出るか。今後SHを変えてくる可能性も感じました。

✳️京都成章
難敵相手に手こずるも後半地力を発揮し終わってみればきっちりスコアメイク。展開ではなくあくまでFW主体に縦にこだわるラグビーで悲願の初優勝なるかに注目。

✳️桐蔭学園
本日観戦した学校の中で最も隙のなさを感じる。ただそれがやや過度な手堅さにもつながってみえた点、第3列がやや小粒に見えたのとBKにやや線の細く見える選手が目立った事あたりが今後どう出るか。SHが捕まった時の対応もポイントに見えました。

✳️本日は仰星以外の主だった優勝候補を観ることが出来ました。どこも一長一短ありに映るも感覚的には神奈川の桐蔭学園がやはり下馬評通り優勝に最も近いとこにいるのかなと、あくまで私的雑感ではありますが観ていて感じましたが果たしていかに☺️

です。



尾道 茗溪学園 報徳学園 高知中央

2019-12-28 15:57:37 | 高校ラグビー
✳️FW
尾道:皆でかく分厚い。サイズのままにスクラム、モールで圧倒
茗溪学園:第3列は小柄も筋肉、厚みはあり、こちらも全体的に分厚さを感じる体つきでなかなか強そうでした。
報徳学園:私が観たときは既に大差のついた後半で選手が大分入れ替わってましたがやや小柄に見えた選手も体つきに分厚さはありました。
高知中央:1列目はあんこ型揃い。ロックの4と両FLはラインアウトのジャンパーに適した体型。ロックの5も一列目のような体型。エイトの留学生のそれは強烈。スクラムは前半はマイボールでも圧倒するも後半は終始劣勢。フルタイムでの戦いに課題が残ったかも知れません。

✳️BK
尾道:バックスも皆筋肉に厚みがあり、見るからに強そうな選手ばかりでした。この日はFW戦でトライまでもっていけたせいか、バックス展開の場面があまりなかったものの、やや粗さは感じるも球だし、展開そのもののスピードもなかなか速かったです
茗溪学園:ウィングの14の快足が光りました。
報徳学園:やや華奢に見えた選手もいたものの展開スピードには見るべきものがありました。
高知中央:やや華奢に見えた選手を両ウイングに置き、分厚さあり強さを感じさせる選手をCTBに配置は理想的に見えました。FWの留学生が確実にポイントを作ってくれた前半は安定の素早い球だし、FWの留学生がこれまた強烈で、彼の突破を起点にしての展開には見るべきものがありました。ですが後半、彼らが下がると終始思うようにいかず。組織としての展開に課題が残ったかも知れません。

✳️尾道
この日は力わざでいけましたが次のAシード京都成章相手にはFWプラスバックス展開が機能するか、後この日相手ボールのスクラムが少なかった事から、タックルが刺さるかどうかも、ポイントになってくるかも知れません。

✳️茗溪学園
かつては展開ラグビーで花園を席巻した同校ですが、シードの大阪桐蔭相手に食らい付けるかどうかは、FWの踏ん張りにかかっているかと思われます。

✳️報徳学園
いくら力の差があるとはいえ、160点は伊達でとれるものではありません。シードダウンする力はあると思います。ただ、こうした展開で怪我人を出してしまったことは、課題として残ったかも知れません

✳️高知中央
前半かなり優位にリードしながら後半大逆転敗けで花園初勝利を逃す。ちょっとしたプレーを大事にする。タックルを磨く。留学生の個の力に頼るのではなくそれをチームとして活かすべく総合力を上げる。これらが出きれば、初勝利はもちろん、シードだってもらえるようになるかと思われ、近未来にその可能性を感じさせた、この日の敗戦だったかと思われます。